そろそろ床に就こうとした深夜、私のスマホにラインでメッセージが送られてきた。
会社の同僚と作ったグループラインで、後輩たちが飲んで馬鹿騒ぎをしている様子が動画で送られてきたのだが、それを見た瞬間、私は大声で笑ってしまった。
酔っ払て半分ほどしか勃起していないおちんちんの上に象さんの顔と耳をマジックで描き
「象〜さん、象〜さん」と踊っている同僚。
一昔前にクレヨン×んちゃんがアニメの中でやっていたネタだが今では放送禁止となりテレビで見る事はなくなった。
それを大人の男性がリアルにやっている動画が私の笑いの壺にハマってしまった。
動画を見返すと同僚の身体のあちこちにマジックで色々と落書きがされている。
「変態大魔王」「恋人募集中」など・・・
(こいつは絶対、今年も彼女は出来ないな)
そしてこの動画を見て、私も一つの露出課題を思いついたのです。
8月某日
そろそろお盆休みも終盤となり、仕事に向けて胃が痛くなる私にとっては、少しずつ憂うつになる頃。しかしその一方で夏らしいイベントが後一つ残っている。
私は部屋の壁に掛かったカレンダーに目をやる。今日がその日だ。
今日は夏祭りです。地域内のお祭りなので、規模は小さいが近くの小学校の校庭に屋台が並んだり、盆踊りもあって、地域の小学生にとっては嬉しいイベントである。
今年は数年ぶりの開催なのか町内会でも大きく宣伝し、盛り上がっているようです。
「私も行くけど、目的は違うのよね」
問題は近所の知り合いと、近所に住んでいる同僚と鉢合わせすることだけど、一目見て解る露出行為をするわけじゃないし、そこは注意して行動すれば、何とかなるはず。
近所のお祭りに行く以上、その程度のリスクは承知しなければならない。
私は慎重な行動を肝に銘じて早速お祭りに行く準備を始めます。
「さて、今日着ていく浴衣だけど」
私は誰に聞かれているわけでもないのに呟く。
目の前のハンガーに掛かる一着の浴衣。今年のお祭り用にとアマゾンで購入したものです。
荷物は結構前に届いていたが、袖を通すのは今日が初めて。
「ちょっと首回りが大きかったかぁ」
身体の採寸をして身丈、袖丈を調整して買ったつもりでしたが、少し大きかったかもしれません。
浴衣は淡い青色の生地に赤い朝顔をあしらった、可愛いデザインの物を選びました。
デザインは良かったのですが少し、生地が薄いのが気になりました。
(サイズは大丈夫だけど、ちょっと透けるのが危ないかなぁ)
別に浴衣に不満は無かったのですが、下に着けた下着の色によっては明らかに形と色が透けて見えてしまう。
過去に浴衣の下がノーパンノーブラで出掛けた事もありましたが、近所のお祭りではありません。
近所のお祭りに下着無しで浴衣を着るのは、なかなかリスクが高すぎます。
「まあまあ、何とかなるべ」
湧き上がる不安を抱きつつも、私は今着ている衣服を手際よく脱いでいく。
もともと部屋着など大した物を着ていないので、あっという間に素っ裸です。
「この上に直に浴衣って、よく考えてみると無防備だな、大丈夫かな・・・」
私は独り呟きながらも、浴衣を羽織る。
「その前に、と・・・」
私のはもう一つ事前に作業が有ることを思い出して、ペン立てへ手を伸ばす。
ペン立てから油性ペンを取ると、自分の太腿に当てる。そして気持ち大きめの文字で
『私は変態です。恥ずかしい命令をしてください』と書き込んでいく。
「わ、わ、わ、た、た・・・あ~面倒っくせぇ~」
姿見に映った身体に逆文字を書くのは至難の業でした。その作業を終えて姿に映った自分の裸身を眺めて、
私はプルッと小さく身体を震わせる。
「これは・・・やばいかも・・・」
赤の他人に、恥ずかしい命令を乞う文章。もしもこれを誰かに見られたら、どの様な結果になるのか解らない。
だけど、ノーパンの浴衣では、油断して捲れ上がった時に秘密の部分が見られてしまう可能性は非常に高い。
その時自分の身に降りかかるであろう羞恥を想像して、私はそこはかとない恐怖を感じる一方で、きゅうきゅうと下腹部が疼くのを意識せざるを得なかった。
(早く、浴衣着よう・・・)
徐々に押し寄せてくる興奮を抑える様にして、私は用意した浴衣を羽織っていく。
「う、薄いっ!」
浴衣を着た瞬間、思いのほか通気性の良いその生地に、思わず冷や汗をかく私。
これは恐らく細工でもなく、私が身に纏った浴衣の生地はかなり薄手の物でした。
(これ、身体のラインが全開で透けてるんですけど)
私は浴衣に袖を通しながら、不安を覚える。だけど浴衣の下に襦袢やTシャツを着る事は納得いかない訳で、私はいつも以上に頼りない布地を嘆きつつも、浴衣に着替える。
「後は、帯ね」
若い頃より頻度は減ったが、昔から自前の浴衣を着る機会があったため、私は自分一人で帯を締める事が出来るのです。浴衣を腰紐で固定して、その上から帯を巻く。
腰の上で蝶結びを作り、出来上がれば背中にグルグルと回していけば完成です。
「ちょっと、緩いけど全部脱ぐわけじゃないし」
完成した自分の浴衣姿を姿見に映して、私の心拍数は速くなる。
今回買った浴衣は、ミニスカートの様に常時見えそうな程極端に短い、などといった事は無かったが裾は大きく足を開けば境目が開き、下半身の際どい部分が見えてしまう。
これだとしゃがみ込む時、油断するとノーパンのあそこが見えかねない。
更に危ない事に、浴衣の布地が薄いせいで、浴衣の下からは私の乳首が淡く透けてしまう。
柄付きの浴衣であるお陰で一目見ただけでは解らないだろうが、近くでジッと見れば、私がノーブラである事が容易にバレてしまう。
(こんなの着て、人が多い場所に行くなんて)
心許ない浴衣の内側で太ももを摺り合わせながら、内心嘆く私。しかしその一方で、私の足の付け根からは、早くも温かい液体が滲みだしていた。
時刻は夕方のニュースが始まる夕方。日が沈み始め風景が薄暗くなるのを確認して、私は自宅を出る。既に会場の小学校の方からは微かに音楽を流しているのが聞こえ、早くも賑わっているようです。
私は小さな不安と高揚感を胸に抱きつつ、音が流れてくる方向へと歩みを進めます。
(ん~今日は小学生が多いな)
会場に付いた私は、浴衣の裾が捲れないように気をつけながら、道路にいる子供たちの間を縫うように歩く。傍目から見てもかなり挑戦的な格好に見えるのか、すれ違う人の中には
チラチラとこちらに視線を送って来る人も多く、私は視線を感じる度に顔に熱が上がって来るのを感じました。
(ずっと浴衣に気を使うのって緊張して疲れる)
緊張で疲れてしまう前に目的を果たさなければなりません。
私は出来る限り露出をしても目立たない手頃な出店を探しました。
近所のお祭りなので保護者の方がお店を出している所も多く、探すのも一苦労です。
(あっ、あのお店なら・・・)
しばらく歩き回り私が見つけたのは、出店が立ち並ぶ通りの一番端にある金魚すくいの屋台。お店の人は高齢のおじいちゃんで客も子供ばかりなので露出をするにはうってつけの場所に思えました。
「金魚すくい、一回やります」
そう言いながらお金を差し出した私におじいちゃんは「ほいっ!」と気前よく返してくれます。ポイと掬った金魚を入れる容器を私に差し出してくれます。
私はお礼の言葉と共にそれを受け取り、これから自分がやろうとしている事を考えて、胸の鼓動を早めます。
(よし、やるわよ久美子)
覚悟を決めた私は、子供たちが移動しておじいちゃんの正面のスペースが空くのを待ちます。そして子供たちが居なくなりスペースが空くとその場にゆっくりとしゃがみ込んだ。
その際、両足は左右に開いてわざと浴衣の裾がはだけるようにする。
前に居るおじいちゃんから見れば、ほぼ間違いなく私のあそこが視線に入る態勢です。
「ん・・・ふぅ~」
人前で秘部を晒すという自分の行為で、私は自然と熱のこもった吐息が出る。
お店のおじいちゃんは次に来た客の相手をしているため、まだ私の痴態には気付いていないようです。だがこちらに視線を向けたら、丸出しになった私の秘裂が見られてしまうかもしれない。そして太ももに書かれた文字まで・・・・
そんな結果を考えるだけで、私の下腹部は厭らしく濡れ始め、ゾクゾクとした感覚が背筋を走る。
やがて接客を終えたおじいちゃんが、私に視線を向けた。そして何かに気付いたように動きが止まる。私はその視線が、自分の下半身に向けられているのを肌で感じつつも、金魚すくいに熱中している振りをして、おじいちゃんに無防備なあそこを晒し続ける。
ただ他人に見られる快感と興奮のせいで、私の気も虚ろになっていました。
「あっ、失敗」
金魚すくい開始早々、私のポイは元気な金魚に突き破られて、敢え無く枠だけになる。
「ハハハハハ、失敗しました(笑)」
しかし本来の目的は達成出来ました。私は金魚が掬えなかった事を名残惜しそうに言葉にしながら何も無かった風を装って顔を上げる。おじいちゃんはこちらを向いていたが、その視線は私の下半身に向けられていたようで、慌てた所作で私と視線を合わせてくる。
「じゃあ、もう一本サービスしちゃるけん」
額に汗を垂らしたおじいちゃんは、そう言いながら私のポイを交換してくれる。
このサービス自体よくある事なのか、周りの客は誰も私達のやり取りを気にしていない。
「それで、おねえちゃん」
おじいちゃんは少しこちらに顔を近づけながらそう言った。そして、チラリと私の下半身に視線を落とすと小声で続ける。
「どこまでしてくれる?」
おじいちゃんの言葉に、私はビクッと肩を跳ねさせた。
この言葉の示す意味は間違いない、私はおじいちゃんに自分の恥部を見られただけに留まらず、太腿に書かれた文字もばっちり読まれていたのです。
私は体中にジワリと汗が滲むのを感じつつも、冷静を装い小声で返します。
「私が出来る事なら・・・何でも」
「そうかい」
私の返答に、おじいちゃんは満足するように頷くと、私の胸元に視線を移動させる。
口にこそ出さないがおじいちゃんの要望はその仕草だけで安易に理解できました。
私は小さく首を縦に振り、浴衣の衿元に手を掛ける。そして帯の間から引き抜くようにして、左右に開いていく。当然ながら下着は付けていないので、
開けた浴衣の下から私の乳房が顔を出す。
「おぉぉぉ」
完全に露出した私の胸元を見て、おじいちゃんが小さく感嘆の声を上げた。
一方そんな彼の視線を受けた私の胸先に立つ乳首は、見られているという劣情によって
みるみるうちに大きく硬く膨らんでいく。
丸出しの胸と秘裂を見られた上に、あまつさえ興奮しているのが明白な反応をする体まで見られ、私はあまりの恥ずかしさに頬を真っ赤に染める。
ただ子供たちが楽しんでいるその隣で、一人だけ厭らしい姿をさせられていると思うと、凄まじい快感をその身に抱かざるを得ません。
(周りに他の人も居るのに、自分でこんな恥ずかしい姿で居るなんて)
(しかも知らないおじいちゃんに全部見られてしまうなんて・・・・)
考えるだけで頭がおかしくなりそうです。
幸いなことに、私の乳首もアソコも、隣にいる子供たちからは、浴衣に遮られて見られてしまうことはないようです。正面から見れば変態そのものの格好なのに、横からはギリギリ解らないというスリルは、嫌でも私の興奮を高ぶらせる。
そんな私の心情を感じ取ったのか、おじいちゃんは私に向って、もう一つ金魚すくいの容器を差し出してきた。
「えっ?」
最初に貰ったプラ製のボウルを見せて「もう持ってますよ」と意思表示をした私に対しおじいちゃんは笑顔を浮かべながら人差し指で私の股間とその容器を交互に指示してきたのを見て私は彼の要望を悟りました。
「・・・さすがに、そこまでは・・・」
思わず断ろうとした私でしたが、そんな私の脳裏に一文が思い起こされる。
『私は変態です。恥ずかしい命令をしてください』
私は命令された事に、素直に従わなければなりません。
私は命令の強制性と、おじいちゃんの変態性に唇を噛みつつも、おじいちゃんから貰った容器を、自分の足元の間に隠すようにして置いた。
突然、おしっこをしろと言われて出るはずも無いと思っていたが、自宅から小学校まで恥ずかしい恰好で歩いてきた事と出掛ける前に飲んだビールのせいで私の膀胱は、
下半身に意識を集中した途端尿意を催させる。
(こんな所なのに、もう、我慢できない)
顔を真っ赤にしながらも、下半身に力を込めると私の股間からぴゅっと薄黄みがかった液体が飛び出し始める。そして、徐々に勢いを増した私のおしっこは、チョロロロと
小さな音を立てながら、足元に置かれた容器の中へ注がれていった。
「はぅぅぅぅ」
私のおしっこの音は、お祭りの中で喧騒に掻き消されていって周りには聞こえていない。
だけど私は今、周囲にたくさんの人が居る中で、胸や恥部を露出しながら、おしっこまでしてしまっているのだ。
あまりの恥ずかしさに、私は顔を真っ赤にしながらその場で俯く。
しかしそんな私の恥ずかしい放尿シーンは、隠すことすらできず全てをおじいちゃんに見られてしまった訳で、穴が有ったら入りたい気持ちに襲われる一方で、逃れられない興奮をその身に感じ続けていました。
「あ、ありがとう、ございました・・・」
金魚すくいを終えた私は、疲労困憊でふらつきながらも、はだけた浴衣を直しておじいちゃんに使い終わったポイと容器を返します。
「こちらこそありがとう、来年待ってるよ」
キラキラした笑顔を見せるおじいちゃんに、私は引きつった笑みを返してから屋台を後にする。再挑戦した金魚すくいの結果二匹の金魚は隣にいた子供に差し上げました。
ただそんな事はどうでも良く、私はあの後、おじいちゃんが回収したボウルになみなみと注がれた私のおしっこがどうなったのか気になって仕方が無かった。
後でトイレに捨ててくると言っていたが、どうなったのか・・・・