最近、お酒を飲むとトイレが近くなる。
北海道では人が居ない所であれば、人目につかない場所で済ます事も可能でした。
あの地平線が遥か彼方に見える農地でお尻を出して、しゃがむ快感は北海道に住んだ人にしか解らないでしょう。
我慢出来ずに漏らしてしまうくらいなら、女性でもその辺りで・・・となるのです。
しかし福岡に来て、その環境は一変しました。
どこに行っても人の目はある。最近はあちこちに防犯カメラが設置され、ドライブレコーダーの普及もあって普通の女性なら簡単にお尻を出す事はできない。
男性の様にその辺りで済ませられない女性にとってはトイレは死活問題なのです。
ただ福岡近郊は少し歩いただけで道路沿いにコンビニが有る便利な地域なのです。が・・・・露出狂の私にはちょっと事情が違うのです。
それは久しぶりに会う人達との飲み会の帰りの出来事でした。
いつもの様に沢山お酒を飲んで、タクシーを拾うために歩いていた深夜二時頃です。
パンデミックも落ち着いて観光客が戻って来た福岡の夜に、タクシーを捕まえるのは至難の業となっていました。
私は歩きながらタクシーを見つけようと歩いていましたが、もう一駅分歩いていました。
お店を出た時は少し有るか無いかくらいだった尿意が、歩いている途中、突然膨れ上がって来たのです。
それでもこの通りには、コンビニは何軒か有るし、どこかに入れば解決すると暢気に考えていました。
一軒目
全国展開する有名某コンビニに入ってトイレに向かいましたが、先客が入っているようで外で並んで待っている人も居ます。
(ちょっと空くまで待つか)
私は用もないのに店内の陳列棚を眺めながらトイレが空くのを待ちました。
しかしトイレに入った人が出てくる気配は有りません。
(このパターンはもしかしたら、もしかしてだけど)
恐らく私と同じように飲んだ帰りにコンビニのトイレに入ったが、便座に座った瞬間に
安心感から眠気に襲われてそのまま眠ってしまう人がいるのです。
こうなると店員さんが中の人を起こすまでトイレは使えません。
(次だ、次に行こう)
数分歩けば次のコンビニがあるのです。まだ膀胱に余裕があった私は次のコンビニへと向かいました。
二軒目
全国展開する有名某コンビニに入ってトイレに一目散に向かいます。先程とは違いトイレは空いていましたが、
中に入って私は一瞬で嫌悪感に襲われました。
(うわっ!汚ったねえべゃ~、絶対酔っ払いが入ったな!)
酔っ払って自制心を無くした人が使った跡なのか店員さん泣かせの汚し具合でした。
(これは・・・座れないわ。この先にもコンビニ有ったわね)
この先にもう一軒コンビニが有った事を思い出した私は次のコンビニを目指しました。
冷静に考えたら、大きな通りから裏通りに入ってもコンビニは有るし、スマホで調べればすぐ傍にコンビニが有ったのです。
その時、私は酔っていた事に加えて迫る尿意に全く冷静な判断ができていませんでした。
(おしっこ漏れそう、どうしよう、漏れちゃうよ)
もうその事しか頭にありませんでした。途中からは声にも出していたでしょう。
本当に焦っていましたが、だんだんと我慢していることに疑問を感じ始めていました。
これが北海道なら何も悩むことは無かった。こんな時「博多の女」はどうするのでしょう?
膀胱はおしっこで満たされ一歩歩く度に、下腹部に痛みが奔る。
こんな状況になった女性の動画を見たような記憶があった。
私も次にトイレが使えなかったらもう外でおしっこをしてしまおうと決めていた。
しかし下腹部の痛みで上手く歩けない。
(もう無理かも、どこか隠れられる場所は・・・)
そう決めてもなかなか行動には移せない。
もう少し・・もう少し歩けば、と考えましたが限界は近づいていました。
おしっこは気を抜けば少しの力でも漏れそうでした。意を決して、人気のない、防犯カメラも無さそうなところを見回して、眼に入ったのは「狸」のオブジェ。
昼間にここを通った時は気が付かないが夜間はライトアップされた可愛い狸が置いてある。
(この後ろならおしっこできる。もう、おしっこ漏れるぅ)
この時の私の頭では他の事は考えられませんでした。
ショーツを急いで下ろすと、ワンピースの裾を勢いよく捲りお尻を出すと周囲の確認もせずその場にしゃがみ込みました。
おしっこはすぐにシャァァァと音をたて勢いよく出てきました。
本当は足元も良くて、地面に落ちたおしっこが流れて消えてくれる場所が良かったのですが、そこは砂利だったので、おしっこの飛沫が靴や足に跳ね返って来ていました。
出したおしっこは中々消えてくれず、水溜りの様になっていきます。
水溜まりが靴の下まで出来た時は、焦りましたが一度出始めたおしっこは自分の力では止められません。
脚をずらしながら中腰でおしっこをする恥ずかしい姿を晒しながら私は心の中で別の思いを巡らせています。
(私、こんな所でおしっこしてる・・・けど・・・気持ちいい)
排泄を我慢した後に解放された時のこの気持ちが、じゃばじゃばと出てくるおしっこに意識が行き、
周りに人が来るかもしれないなんて事を考えもせず全てを出し切りたかったのです。
おしっこが終わりに近付き勢いを無くした時、背後に一台の車が通りました。
狸のオブジェの後ろは駐車場になっていたのですが、すぐ隣は何も隠されていない道路でそちらからは私のお尻を出した姿は丸見えだったのです。
焦ってお尻を浮かせた時、おしっこがショーツに掛かったのですがそのままショーツを上げました。
ショーツの濡れた感触がお尻に伝わり、おしっこで汚れてしまったと感じました。
(このまま履いたら、ワンピのお尻も濡れちゃうし)
思い悩んで私はワンピの中に手を入れると徐にショーツを脱ぎ始めます。
おしっこで濡れたショーツが脚に着かないように、そろそろ脱いでいると誰かが急に近付いた物音がしました。
(ヤバい!誰かに気付かれた?見られた!)
狸のオブジェの隣にはレンタル自転車の返却場所がありました。
乱暴にガタガタと自転車を停める物音、ブツブツと独り言を言いながら自転車を停める男性の声、私は男性の雰囲気から酔っていると感じました。
私は脱ぎかけたショーツを太腿に引っ掛けたまま、男性から見えないように狸の裏に隠れて気配を消します。
おしっこで濡れたショーツの感触が気持ち悪い・・・
そして男性は自転車を停め終えると私に気付く事無く、横断歩道を渡って姿を消しました。
(見つからなかった・・・良かったぁ~)
腰が抜けておしっこの上に尻もちを付きそうになる身体をどうにか支えながら私は汚れたショーツを脱ぎました。
そしてショーツは・・・足元に捨てます。
おしっこで濡れた割れ目をちゃんと拭いていないため股間に違和感を覚えながら私はこの後の事を考えました。
(そうだ、自転車借りて帰ればいいんだ)
私は先程、男性が停めた自転車の傍に行きアプリを立ち上げました。
そして私はワンピの裾を捲るとノーパンのままサドルに跨ります。
おしっこで濡れた割れ目にサドルの先端が食い込むように当たる・・・
そしてサドルにはちょっと前まで浸かっていた男性の体温がまだ残っていた。
私は自転車に乗って数分間、自転車オナニーを楽しみながら帰り道を楽しむのです。
そして自転車を返す時、そこで私はおしっこだけでなく、ヌルヌルのお汁も垂れ流していたことを知ったのです。
汚してしまったサドルを拭き取りながら私は考えていました。
(捨てたショーツ、どうなったかな?)
そして先程、帰宅した私はこれを書き込んでいるのです。