19日に初めてベランダ露出を経験しました詩織です。
全身を激しく震わせながら、なんとか開けた部屋のガラス戸……
数歩先にあるベランダの手摺りは、細い縦格子のスリットタイプなので、道行く人たちの姿が、ハッキリと見えています………
私……下半身も丸見えになるんだ………
強烈な恥ずかしさに襲われました…
暴れる心臓の鼓動が、激しく音を立てています……
止めようか……でも、今日は覚悟を決めたはず…
部屋からベランダへの一歩が、踏み出せません。
両膝が曲がりません…
股関節から足首までが、真っ直ぐに固まっています……
まるで壊れたロボットのように、両足を交互に引き摺りながら、手摺りの前まで進みました……
目に飛び込んできたのは、数え切れないくらいの人の姿……
お願い…誰も気付かないで…
でも…何人もの人が、丸裸の私に気付いているようにも思えます……
見ないで…恥ずかしいから……
なんだか視線を感じます……
乳房にも乳首にも、陰部の茂みにも……
見て…私の裸……ほら、真っ裸だよ……
まるで私、舞台の上のストリッパー…
私、いつまでも、ここに立っていたい。