長文失礼します。
まだアラサーの若い頃の話です。
当時、東京都板橋に一人暮らしをしていました。仕事はそれほど忙しくなく、仕事のあとに遊ぶ友達も少なかったので毎日夜は割と時間がありました。
土地勘がある方はご存知かと思いますが荒川が近いところです。
その荒川くらいまで毎晩ランニングに出ていました。
荒川の河川敷は昼間はサッカー(だと思う)のグラウンドになっていますが、街灯があるわけではないので日が沈むと誰も使っていません。
そこまでランニングしていくともう汗だくですので、ちょうど電車の鉄橋があるあたりの河川敷まで降りて一休みするのです。
当たりは暗いですが電車の鉄橋の光で薄暗く見えるくらいなので転んで怪我はしなさそうです。
そこまで降りていくとやっぱり誰もいません。
きてきたTシャツもスポーツブラも、ついでにパンツも汗で濡れています。多分真夏ではないけど結構暑い日だったと思います。
ふと、誰もいないし、暑いし脱いじゃおうといういけない気持ちが湧いてきました。
まずTシャツ。これくらいは中はスポーツブラですしどうということはないのですが、お腹が鉄橋の街灯に照らされているのが見えます。道路からは遠いし、誰から見られるわけではないとわかってても鼓動が早まるのがわかります。
思い切ってハーフパンツを脱ぎます。パンツは生地が多いやつなのでまだランニングウェアとして言い訳が効くレベルです。きかないかな。陸上選手と言えばきかないかな。、
そこでちょっと怖くなったのでもう少し暗い方に移動して、しばらくそのままたっていました。
しばらくしてからブラを外しました。思わず手で胸を覆ってしまいます、誰もいないはずだけど。一応外です。
手をおそるおそる外すと風が胸に当たって気持ちがいいです。汗もかいていたし。
これくらいになるとだんだん度胸がついてきたというか、パンツ一枚でグラウンドを一周歩いてみます。芝生に寝転ぶと、空気は暑いけど芝生はひんやりしてて気持ちがいいのです。
そのまましばらくパンツ一枚で寝転がっていました。
だいたい河川敷のサイクリングロードからは50mくらいは離れています。
とうとう最後のパンツまで脱いで全裸になりました。
気持ちいい。
でも、誰もいないし暗いとはいえ河川敷で全裸だなんて、心臓がバクバクしているのがわかります。
しばらくして少し気持ちが落ち着いてきたので、脱いだ服をその場に置いて、少しだけ鉄橋の光の方に近づいてみました。
光が私の裸の体を照らしてもう自分の体なのに恥ずかしくてたまりません。今、私と同じように誰かがランニングやサイクリングしてやってきたら隠しようがありません。脱いだ服は100mくらいは向こうにあります。
そのままもう少し河川敷の土手を登ってみます。まだ上の道からは覗き込まなければ見えない位置です。
もう少し登って誰もいないことを確かめてから土手の上の道に出ようと思いましたが流石にどこから見えるかわからないのでそれはやめて芝生まで戻りました。
下着はまだ濡れていて、着なおすのはどうにも、気持ちが悪かったのでTシャツとショートパンツを直に着て、どきどきしながら歩いて帰りました。
歩くとまあまあ距離があるからバスに乗りたかったけど、ハーフパンツの方はともかくTシャツはノーブラなのが見えてしまいそうだったのでやめました。
この出来事のあと、運動が必要、と自分に理由をつけて河川敷に出かけることが多くなりました。