3年生の秋の話。
秋の3連休前の夜、忘れ物を取りに校舎に戻ると、校舎は戸締りがされていた。さすがに先生も帰ったかー。
しかし、一階の渡り廊下の入り口一箇所だけは、ドアのカギが閉め忘れていた。ラッキー!
誰もいない教室って新鮮。有名進学校を志望していた私は、スリリングな事を求めていたと思う。
私は教室に入ってすぐに服を脱ぎ捨てて、全裸姿。こんなとこ誰かに見られたら、人生終わっちゃうよ。そんなスリルが最高だった。
私は教室を歩き回り、グラビアポーズの真似をしたりしてみた。廊下にも出て、水飲み場でオシッコも。
やばいやばい。優等生の私がこんな恥ずかしい事してて、見られたらマジ終わり。
そう思いながらいると、致命的な事に気づく。
薄暗さと焦りのせいかフロアを間違えてしまい、私がいる場所は一年生の教室だった。やばいやばい、下級生の教室でこんなことして、私最低じゃん。
(露出してる時点で最低です。)
慌てて、服を着て自分の教室の忘れ物を取って家に帰った。
そんな私にすぐに天罰が下る。
連休後の部活での一年生の男子の会話が聞こえた。
「3組の教室でチン毛がいっぱい落ちてたんだって。」
「すごい落ちてた。」
「ボーボーの奴いるんじゃね?」
きっと私の陰毛だ。もう恥ずかしくて、聞きたくないわ。
でもこの興奮は一生忘れられないと思う。