その3
サヤカが出社してきて「昨日は本当に申し訳ありませんでした。」と謝ってきましたが、なんせ前の晩にサヤカの顔を思い浮かべながら射精したばかりだったので変にドキドキです。妻が口を開いたのでまた雷が落ちるのかと思いきや、妙にやさしく「昨日は社長が必死でフォローしてくれてなんとかなったんだから感謝しないとダメよ」なんて言ってます。「あなたがきちんとしないとお父さんの顔がつぶれるでしょ。」と言われると、サヤカにはそれが一番こたえるらしく「はい」と言って頭を下げていました。そして「あなたからもきちんと先方にお詫びしないとね。私も一緒に行ってあげるから今から行くわよ。」と言って二人で出て行きました。
帰社してから妻の言うことがまたおかしいのです。
サヤカのことをジロジロ見て
「あなた少し色気が足りないわね。」
「は、はい。すいません。」
「あなたせっかく美人なんだから営業にもっと生かさなきゃ。」
「いえ、そんなことないです。」
「それがいけないの。自分が美人だということをきちんとわかってなきゃ。もちろん先方と寝ろという意味じゃないのよ。それをずるく利用しろということ。男の営業にはできないことなんだから。」
「はい、頑張ります。」
私が言うのもなんですが、夜の営みが多いせいか確かに妻にはいつまでも色気があると思います。芸能人で言えば吉○美智子系でしょうか。そんな妻が言うから説得力があります。でも普通は夫の前でそういうことは言わないのでは・・・
「まぁ急にそんなこと言っても無理だろうけど、例えばスカートはやらしくない程度にもっと短めの方がいいわね。きれいな脚を隠してもいいことないわよ、ねえ社長?」
「へ?ま、まあやらしくならない程度ならね(急に俺に振るなよ)」
「じゃああなたにはこれからも頑張ってもらわないといけないから、私がスーツを買ってあげる。」
「いえ、そんな・・・」
「いいから遠慮しないの。社長、少し出かけてきますね。」
なんかわけのわからないうちに妻はまたサヤカを連れて出て行ってしまいました。私はどんなセクシーなスーツを買ってくるんだろうとよからぬ妄想をしていましたが、二人は手ぶらで帰社。なんでもセミオーダーのスーツを注文したとのことです。
「はい、領収書」
「専務(妻)が買ってあげたんじゃないの?」
「何言ってるのよ。営業に結びつけば安いものでしょ。ほら、社長にお礼言わなきゃ。」
「は、はい。ありがとうございます。」
「仕方ないなーその分頑張ってね。(お前が買ってやるって言ってたような・・・)」
「はい、頑張ります!」
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