その2
サヤカは田辺がそれは大事に育ててきたようで、明るい子なのですがよく言えばおっとり、悪く言えば少し営業には不向きな感じの娘でした。基本的に営業、ヒマなときは事務を手伝ってもらうということで妻が教育することになりましたが、妻の機嫌が悪いこと悪いこと。妻も田辺をよく知っているので仕方ないとはいいつつも「まだ私一人で営業した方がいいわよ!」なんて言ってました。それでも真面目な子で教えたことはきちんと努力していたので私がフォローすると「何デレデレしてるのよ!」と怒る始末。女の嫉妬は怖いですね。しかしそんなサヤカもやり手の妻による営業教育と、父親の顔をつぶすまいと頑張ってくれたので次第に営業も板についてきました。妻には不本意かもしれませんが妻が怒って私がなだめるという図式が多かったので私とサヤカの距離もかなり近くなりました。
営業に慣れてきた頃、うちにとっては大口の取引先であるA社の担当をサヤカにしようと決めました。妻は大反対でしたが、付き合いも長くて親密なところでもあるし新規開拓させるよりはまだその方がいいだろうという判断です。妻もしぶしぶ了承。でも妻には内緒ですがA社の担当がサヤカを相当気に入ったようなんですよね(笑)。
サヤカも頑張っていたのですが、あるとき連絡ミスからA社との件で大きな失敗をやらかしてしまいました。私と妻が飛んで行ってなんとか事無きを得たものの、おさまらないのは妻です。A社を開拓したのは妻なので仕方ないですが、私に言わせればチェックを怠った妻と私も悪い。それでも妻の怒りは激しく、私がなだめようとしてもどうしようもありません。仕方なくその日はサヤカを早退させました。あの時サヤカが泣きそうになりながらも決して泣かなかったのには気丈な子だと感心したほどです。
その晩田辺から謝罪の電話がありました。本当はかなりヒヤヒヤのミスだったのですが、なんとか解決したので私も「別にそれほどのことじゃないよ。」と言っておきました。サヤカちゃんはどんなかと聞いてみるとずっと泣いてるとのこと。「ごめん、妻がきつく言い過ぎちゃったみたいで。」と謝ると「いや、奥さんはすごいってサヤカは尊敬してるみたい。なんかあこがれらしいよ。」と言われてなんてできた子だとまたまた感心。電話を代わるというので「いや、別にいいよ。また明日から頑張ってねと伝えといて。」と言って切りました。妻にそのことを伝えると「ふ~ん。でもなんかムカツクわ。」って、嫉妬もいいかげんにしろよみたいな感じです。
今までの文章でわかるように普段は完全に私が妻の尻に敷かれてるのですが、実は夜の夫婦生活では私が完全に文字通りご主人様なのです。鬼嫁のように誤解させてたら申し訳ないですが夫婦仲は至って良好。年下の妻は結婚前からMに調教しており(そんなにアブノーマルなことはしませんが)、エロモードになると私のペニスに絶対服従です。会社を作って営業の仕事をはじめてからはストレスのせいかますます私の体を求めるようになりました。その夜も妻を責めていた(変になだめようとするよりよほど手っ取り早い 笑)のですが、急にサヤカのことを言い出すのです。「あの子の事好きなの?」というので「何を言ってるんだ、田辺の娘さんだぞ。」と答えると「でもかわいいじゃない。」って妻の口からそんな言葉が出てくるとは意外。思わず「確かにかなり美人だけどな」と言ってしまいました。怒ると思いきや「やっぱり好きなんじゃない。」と泣き出すのです。なんか妻がかわいそうになって妙にテンションが上がり、いつも以上に激しく責めてしまいました。妻も同じようでいつも以上に乱れてすごい夜となりました。ただ、妻がサヤカのことを持ち出したせいか、最後妻の中に射精するときに頭の中でサヤカを思ってしまい相当な快感でした(笑)。
妻のサヤカに対する態度が変わったのはその翌日からのことです。すごくやさしくなりました。
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