(本人です…続きを書かせて下さい)
その日は、それで別れましたが
既にお友達となっていた息子と同じく
私としても、近隣に新しく頼もしいお友達が出来て
何だか心強い気がしました。
それからの週末は、私も息子に連れられて(お弁当持参で)公園に通うようになりました。
そしてある時、彼(ダル)がパーカーを忘れて帰って(そのまま仕事に向かって)しまって
私は彼の帰宅の頃を見計らって
前に大体の場所を聞いていた彼のアパートまで、それを届けに行ってしまったのです。
日曜日とは言え、レストランが閉店して、諸々の後に帰宅する時間帯です。
私は、息子を寝かしつけてから
洗濯して畳んだパーカーを持って、家を出ましたが
…午後11時半を過ぎていました。
私自身も、次の日には仕事です。
後付けになりますが、無意識に何かを求めていたのかも知れません‥
彼のアパートは、直ぐに判り、幸いに部屋の灯りも点いていました。
ただ…時間が時間ですので、
階段を上がる前に幾分躊躇しましたが
「ただ、上着をお返しするだけだし…それに、これが無いと彼も困ってるだろうし‥」と
意を決して、部屋のインターホンを鳴らしました。
本当に、今思い返すと、自分の感情が丸判りです。
ドアの向こうから『ハイ…?』という返事がありました。
私は今更ながら他人行儀な挨拶で
深夜の訪問の御詫びと、その理由を告げると
『ちょっと待って』という言葉と共に、ドアが開きました。
『ママさん!』と、迎え入れてくれた彼の満面の笑みに
私は安堵感を抱きました。
そして、そんな彼は…
帰宅してシャワーを浴びた後だったのでしょう。
下は、膝丈のズボンを穿いていましたが
上半身は裸で、首にタオルを掛けた姿だったのです。
正直、目の遣り場に困りました。
上半身とは言え、久しぶりに男性の裸を前にして
しかも、その体つきは…
外国人特有とでも言うのでしょうか!?
“久しぶりに”と言う比較する記憶が無い様な
筋肉質の逞しい体つきなのです。
それに、シャワー後だからか判りませんが
部屋に男性独特の強い熱気(パワー)が籠った感じがしていて
ダル自身の体が、その源であるのは明白でした。
玄関先でパーカーを手渡して
重ねて、遅い時間帯に訪問した事を御詫びし
私は帰ろうとしました。
(また、続けさせて下さい‥)
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