こちらは小雨が降って涼しくなりました。
いつもよりぐっすり眠れた気がします。
恥ずかしくてたまらなかった海水浴の続きを書きます。
お兄ちゃんから手を引かれて、熱い砂を踏みながらやっと波打ち際まで着きました。
海に漬かれば見られない。
そう思ってちょっとホッとしましたが、お兄ちゃんは直ぐには海に入ることを許してくれませんでした。
それどころか、とても恥ずかしくて辛いことを私にさせました。
泳ぐ前の準備運動は当たり前ですが、生まれて初めて人前でセパレーツの水着を着せられた私に、ラジオ体操をするように言うんです。
いえ、私に言うだけでなく、お兄ちゃん自身がいち、にー、さん、しー、と声を出して運動を始めました。
お兄ちゃんの水着も、今風の四角い大きなものではなく、股の部分が切れ上がった競泳用に近い形のものです。
それ一枚を穿いたお兄ちゃんが両手を腰に当てて上体を反らすと、お兄ちゃんの大切なものが前に突き出されたように思えて、見てる私も恥ずかしかったのですが、そんな私にお兄ちゃんが「まさこちゃんもちゃんと準備運動して!」と叱るように言いました。
仕方なく私もお兄ちゃんに合わせてラジオ体操をしましたが、ちらっと周囲に目をやると、すでに遠巻きで人が集まっています。
男の人も女の人もいて、中には私くらいの子供もいました。
大人はじっと見ているだけ、または私に聞こえないくらいの小さい声でこそこそ話してるくらいでしたが、男の子が無遠慮に大声で「あの女の子、大人の水着着てる。」「すごいな。」とか言ってるのが聞こえました。
さらに紺色のスクール水着を着た女の子、声の感じでは私よりちょっと大きい中学生かもしれませんが数人で「子供のくせにあんなの着てる」「大人の真似して似合わない。」「恥ずかしくないのかしら」と敵意を持った会話をしているのも聞こえてきました。
ラジオ体操が終わった後、さらにお兄ちゃんは足の屈伸、伸脚をするんです。
屈伸はともかく、片足の完全に曲げてする深い伸脚は大勢に見られながらではさすがに私は出来ませんでした。
浅い伸脚をして誤魔化したんですが、その時中学生くらいの女の子達から「恥ずかしがるくらいなら、あんなの着なければ良いのに」「どうせエッチな子なんだから、足なんかぐっと拡げて皆に見せたら」など酷い事を言うのが聞こえました。
酷い!と思ってその女の子達の方をちらっと見たんですが、意外にも女の子達の視線は私ではなく、お兄ちゃんの方を向いているのに気がつきました。
その一瞬で私は分かりました。
この女の子達は、格好いいお兄ちゃんの水着姿を見たいんだ。
でも露骨に男の人の水着姿をじろじろ見るのは恥ずかしいから、いかにも側にいる私を見てるんだって見せかけようとしてるんだって思いました。
準備運動が終わって、やっとお兄ちゃんから手を引かれて海に入りました。
その時も水の冷たさより、波打ち際にいてお兄ちゃんと私を見てる人達の視線が気になりました。
腰くらいまでの深さのところでお兄ちゃんが「さあ、首まで浸かろう」と言って両手を繋いだまま、水の中に浸かったので、やっとホッとしました。
波打ち際の方を見ると、あの中学生の女の子達が、今度はなんだか羨ましそうな表情をしてるように見えました。
私は大胆になり、水の中でお兄ちゃんの首に抱きついて甘えてみました。
お兄ちゃんは笑って私の身体を抱いてくれました。
お兄ちゃんの耳元で「すごく恥ずかしかった..」と言ったら「うん、みんな見てたね。」「まさこちゃんが可愛いから、みんな見たがるんだよ」と言ってくれました。
「女の子達、お兄ちゃんのこと見てたよ」と教えてあげたら「うん、分かってた」と満更でも無さそうな口調で言いました。
私はほんのわずかですが、初めてジェラシーと言うか、私のお兄ちゃんが他の女の子から盗られかけたようでムラっとした記憶があります。
水の中はあまり周りの目も気にならず、しかも時々大胆にお兄ちゃんの身体に抱きついたり出来ました。
反対にお兄ちゃんから背中の方から片手で抱かれて水中で浮かびながら、反対の手でブカブカの水着のブラに手を入れられて乳首を弄られることまでされています。
もちろん、もし見てる人がいたらと思うと恥ずかしかったのですが、いやらしいと感じるより何故か嬉しい!幸せ!と思いました。
多分あの女の子達に対して、私の方がお兄ちゃんって言う恋人がいて、こんな大人のようなこともしてもらえてる、そう言う優越感を感じたのではないかと思います。
海の中では楽しかったのですが、海から上がりお兄ちゃんから手を引かれて砂浜に上がって海の家まで歩くのはまた羞恥地獄でした。
海の家の私達の囲いに戻り、バスタオルを肩から掛けて身体を隠しても、何人もの男の人が遠巻きに見ているんです。
そんな私にお兄ちゃんが「やっぱり恥ずかしい?」と聞きました。
私が「うん」と返事するとお兄ちゃんは「いつもと同じで、お兄ちゃんのために恥ずかしいのを耐えてくれてるまさこちゃんはとても可愛いよ。」と言ってくれました。
私の胸がキュンと疼き、本当に恥ずかしいことですが、下腹の奥にいつもいやらしい時に感じる疼きみたいなものまで感じたんです。
「もう少し耐えられる?」と聞いたお兄ちゃんに、私が頷くと「じゃあ、笑って楽しんでるふりをして。恥ずかしいのに、それに耐えて笑ってるまさこちゃんを皆に見せびらかしたいんだ」と言われました。
まだ小学生の癖に、真っ昼間大勢の人のいる海水浴場で、お兄ちゃんの言葉だけで私はいやらしい興奮に捕らえられました。
それからはタオルで身体を隠すのを止めました。
海の家で焼きそばを食べた時も周囲からの視線を全身に浴びたし、休憩の後もう一度海に入った時は、お兄ちゃんと一緒に飛び込み台まで泳ぎ、その上に立つことまでしました。
その日の私にとっては、飛び込み台から足からですが海に飛び込んだことより、高い時にの上に立ってセパレーツの水着姿を大勢の人の前で晒したことの方が重大な事でした。
飛び込み台で私の背中に立ってるお兄ちゃんが私の背中に手を当てて「ほら、みんな可愛いまさこちゃんを見てるよ。この可愛いまさこちゃんはお兄ちゃんの物なんだって言いたいよ。」と言ってくれた時、いやらしいところを触ってもらってる訳ではないのに、立ってる身体全体がまるで逝く直前のようにガクガクなって水着の下で熱いのがジュワーと出るのを意識しています。
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