夜は大分涼しく感じます。
また書かせていだきます。
約束の日の朝早く、お兄ちゃんが私を迎えに来てくれました。
私は膝丈より短い白いワンピースを着ていました。
それをお兄ちゃんが、まさこちゃんらしくて可愛いと言ってくれて嬉しかった記憶があります。
その日は平日で、普通に通勤する大人達に挟まれて混雑する電車に乗りました。
お兄ちゃんは混雑した電車の中で、私の前に立ってを私が乗客に押されるのから守ってくれました。
電車が市街地を抜けて海に近づくと通勤客も減って空いてる席に並んで座れるようになりました。
お兄ちゃんが私の耳元で「前のおじさん、まさこちゃんの事を見てるよ。」と小さな声で言いました。
何の事だろう?知ってる人かな?と思ってそちらの方を見たら、全然知らない40くらいのおじさんと目が合ったのですが、そのおじさんは慌てた様子で視線を外しました。
何なの?と思っていたらお兄ちゃんから、「まさこちゃんがあんまり可愛いから、見てたんだよ。」と言うんです。
私は、お兄ちゃん以外からは可愛いとか言われるほどの女の子では無いと思っていたし、まだそのおじさんから見られていた意味が分かりませんでした。
私が不思議そうな顔をしてたら、お兄ちゃんが「まさこちゃんのパンツが見えたのかな」と言うんです。
それで初めてスカートの中を覗かれていたのを知りました。
私は「覗かれた。いやだなあ」と思って両膝を意識して閉じましたが、そのおじさんはまだ時々チラッチラッと私の方を見るんです。
そのうちその視線が私の胸元に向けられてるのが分かりました。
その頃私は、まだブラを着けていません。
普段は汗取りの半袖のシャツ上からスリップを着て、その上からブラウス等を着るのですが、その日は海に行くと言うのでワンピースの下は汗取りしか着ていませんでした。
ワンピースは透けてない筈でしたが、それでも乳首の突起の位置が分かったのかもしれません。
当時は、小学生の女の子はまだ恥ずかしさとか感じないと世間は思っているような風潮があり、キュロットスカートとかショートパンツとか穿く子も少なく、小学生は高学年になっても短いスカートで、パンツが見えるのは仕方ないと言う感じでした。
それからほんの数年してから、小学生の女の子のスカートの丈が急に伸びたのですが、私が小学生の時はかなり恥ずかしい思いもしています。
私がお兄ちゃんに「恥ずかしいよ」と訴えましたが、お兄ちゃんは「まさこちゃんが可愛いから見たくなったんだよ。お兄ちゃんが守ってるから大丈夫。」と言って、その席から動きませんでした。
後で思ったのですが、海に着く前からお兄ちゃんは、私が外の男の人からいやらしい目で見られた事を喜んでたような気もします。
電車の中ではそんな気持ち悪い思いもしましたけど、電車を下りてから海水浴場まで歩く間、 大好きなお兄ちゃんと並んで歩くのはすごく嬉しかったんです。
お兄ちゃんからは妹と言われても、私はその時はお兄ちゃんの恋人でデートに連れていってもらってるんだ、そう思っていました。
お兄ちゃんは背が高いし見た目も当時の言葉で格好良かったので、時々若い女の人が注目します。
私にとっては、そんな女の人に対して優越感に近いものを感じていました。
私はこんな格好良いお兄ちゃんから愛されているんだ、秘密のエッチな事、セックスだってしてもらってるんだ、そんな気持ちでした。
お兄ちゃんが海の家で二畳くらいの枠を借りてくれて、荷物を置きました。
いよいよ水着に着替えるのですが、小さな更衣室に入りました。
お兄ちゃんは更衣室の中を覗かれないように守ってくれるみたいに外で待っていてくれました。
お兄ちゃんを待たせたらいけないと思い、恥ずかしさを我慢してセパレーツの水着に着替え、バスタオルを胸から下に巻いて更衣室を出ました。
お兄ちゃんは更衣室を使わずに着替えたみたいで、既に水泳パンツになっていました。
いつも見るお兄ちゃんの裸とは違って見えました。
穿いてる水泳パンツもまるで水泳選手が穿くような小さな物で、自然お兄ちゃんのあそこに目がいったのですが、いけない物を見てしまったかのような気がして、慌てて視線を外しました。
荷物を置いてる枠に戻るまではバスタオルを巻いてたのですが、そこでお兄ちゃんからバスタオルを外すように言われました。
まだ午前中早い時間でそんなに人は多くなかったけど、それでも若い人や家族連れ等が海岸に広がっています。
女の人もいますが、ほとんどの人はワンピース型の水着だし、私くらいの女の子は紺のスクール水着ばかりでした。
中にはほんの数人ビキニを着ている若い女の人もいましたが、その周りにはそれを見ようと男の人が集まってるように思えました。
そんな中でセパレーツの水着を晒すのは、やはりすごい勇気が要りました。
何度もバスタオルを外すそうとしては思い直しでしたが、最後はお兄ちゃんから「先に海に行くよ」と言われて、「待って!」と言ってバスタオルを外しました。
それでも一人では海の家から出れなかったのですが、お兄ちゃんが手を繋いでくれたんです。
連れていってもらったと言うか、引き出されてしまったと言うか、私は周囲からすごい視線を感じながら、お兄ちゃんの手を必死に握って砂浜を歩きました。
足の裏の砂が熱かったけど、それどころじゃなかったんです。
周りからの視線は感じながらも、自分からは周り等見るゆとりもなく、下の砂浜だけ見て波打ち際まで連れて行かれました。
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