息子は大学を卒業すると義父の知り合いの代議士のコネもあり東京の大手企業に就職しました。
入社二年目で偶然でしょうが新規の開拓に成功したそうで評価されていたのに、生活態度や女性関係は直らないようでした。
さきちゃんは地元の国立大学の経済学部を卒業すると私の会社の正規社員となりました。
私の会社でばかにならない金額の無駄を省いて経費節減をしてくれたり、社員の勤務管理もあやふやだったのをきちんと分かりやすくしてくれたりと私の役に立ってくれ、義父義母からもグループ企業の中の使える女の子と知ってもらうようになっていました。
さて息子ですが、入社三年目に入ったところで会社内で女性と問題を起こし退社しました。
それもそれまでの二股三股等の問題ではなく、強制ワイセツで訴えられそうな問題でした。
相手の女性の言うことが全て本当とは思えないのですが、一部でも事実はあったようで、弁護士を入れて何とか示談で済ませることが出来ました。
義父義母は地元に帰ってきた息子を早く結婚させて落ち着けようと考えたようですが、東京で問題を起こして帰ってきたらしいと噂が流れ、今度は代議士の先生にお願いしても良い縁談は頂けない状態でした。
その時に私が義父義母夫にさきちゃんの名前を出したんです。
三人ともさきちゃんのことは、良い娘さんだ、とは思っていても、息子の嫁に、とは全く考えていませんでした。
それで私が遂に、息子はさきちゃんの純潔を奪ってる、と言う事実を言ってしまいました。
三人とも勿論信じませんでしたが、ここに息子を呼んで聞いてくれても良い、と私が言うと納得しました。
結局息子の嫁として不足はあるが、女性問題を起こしたことが広まった今は結婚できる女性はさきちゃんしか居ないだろう、と言う結論となりました。
その場に息子を呼びつけて、さきちゃんと結婚する気があるか?と聞いたら、ぶつぶつとまだ未練がましい事を言っていましたが私が、さきちゃんへの責任はどう取るの?と言うと、分かった、さきちゃんと結婚する、とはっきり言ってくれました。
さきちゃんの方は息子からプロポーズを受けて激しく悩んだようでした。
結局私のところに来て泣きながら、私で良いんでしょうか?と言うから、私がぎゅっと抱きしめて、息子を頼むわ、と言ってさきちゃんの返事を聞かずに電話で、さきちゃん受けてくれたました!と義父に連絡してしまいました。
披露宴は息子の悪い噂が収まった後にすることとなり、内輪だけの結婚式でした。
結婚してからのさきちゃんの変わり方は凄かったです。
ほんの一週間で肌に潤いが出て、太った訳ではないのに身体に女らしいふくよかになったように思えました。
二人の夜の生活満ち足りているようで息子も私に、さきちゃんは最高だ、結婚して良かった!と言ってくれました。
結婚して1ヶ月くらいの時にさきちゃんの着ていた白のブラウスの袖のボタンがとれて手首が出た時に、白い肌に赤い縄の痕が残っているのが見えました。
私が思わず、それは?と聞いてしまったので、さきちゃんは耳を真っ赤にして、あの、これは、あの..とさきちゃんらしく無い慌てぶりでした。
周りに誰もいないのを確認して私がそっとさきちゃんに、息子が縛ったんでしょ。私も夫にしてもらってたのよ、と打ち明けるとさきちゃんの顔まで全部真っ赤になりました。
前には息子からされかけてるのを私に見られて、潔く謝ったさきちゃんがこの時は、あの、痛くはなくて..私も嬉しくて..と吃りながら必死に言い訳するのもとても可愛く思え、私も夫からしてもらって天国に逝けたことなどまで話してしました。
やっぱり息子は夫の血を引いてようです。
私の想像ですが、息子は女性にもてたけど、その女性達は皆息子のSの性癖を受け入れられない人ばかりだったのではないでしょうか。
幸いにもさきちゃんは息子の性癖を受け入れてくたし、それを幸せに感ずることが出来ました。
結婚して二年目にさきちゃんは男の子を生んでくれ、その3年後には女の子も生んでくれました。
二人とも可愛く良い子ですし、息子はもうさきちゃんと子供にべったりになりました。
孫は二人とも今は結婚しています。
昔は人様に面と向かって言えない経験をさせられましたが、今はしあわせだから満足しています。
読み難い話を書かせて下さってありがとうございました。
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