私はさきちゃんと息子との結婚を望んでましたが、3つの問題がありました。
一つは派手好きな息子が、この控え目なさきちゃんと結婚してずっと愛していけるだろうかと言うこと。
もうひとつは義父義母夫が息子が既にさきちゃんの純潔を奪っていることを知らないことでした。
義父義母夫は息子ををもっと良い家柄の所謂お嬢さんと結婚させたいと考えているようでした。
3つ目は、さきちゃんが本当に息子を愛しているのか、もしかしたら私がさきちゃんを支援してあげてる事に恩返しのつもりで息子のおもちゃになってるのではないか、と言うことでした。
息子は高校を卒業すると東京の有名私立大学に入りました。
さきちゃんは息子と同じ高校を卒業すると私の会社で勤める予定でしたが高校の先生から、是非大学に行くようにとつよく勧められ、地元の国立大学に入り、入学金等は私が建て替え、さきちゃんはアルバイトの形で私の会社で働くことになりました。
息子は高校の時も他の女の子とお付き合いして、都合の良い時だけさきちゃんを欲しがるような甘えん坊でしたが、案の定東京で独り暮らしを始めて、だらしない女性関係をするようになりました。
二股どころか同時に数人の女の子と肉体関係を持っていたようでした。
その事をさきちゃんに知らせまいとしましたが、夏休み等に帰省してきた息子の態度を見て息子の気持ちが自分から離れている事を分かっているようでした。
それなのに辛い心を全く顔にも態度にも出さずに朗らかな顔で毎日私のところで働いてくれました。
息子は心はさきちゃんから離れているのに帰省中にさきちゃんを抱こうとしたことがあります。
私が事務所をさきちゃんに任せての外出から帰ってきたら、事務所の表が閉まっていてさきちゃんがいませんでした。
鍵を開けて事務所に入ると奥の休憩室に人の気配がするので覗いて見ると、息子とさきちゃんがパンツ一枚になっていました。
胡座をかいた息子の膝の上にさきちゃんが座らされ、息子から胸や下を手で弄られているところでした。
その時のさきちゃんの表情をなんと言えば良いのか分かりません。
息子から乳首を摘ままれてきつく目を閉じて歯を食い縛っていました。
嫌がってるようにも必死に耐えているようにも見え、そんなことをする息子の事をどう思っているのか伺うことは出来ませんでした。
私がじっと見ているのを息子が気がつきました。
その時に摘まんでいたさきちゃんの乳首をぐいっと引っ張ってしまったようでさきちゃんが、ううっ!と苦痛の声を上げました。
私はそこまで見て事務所に戻りましたが、ほんの数分して身形を整えたさきちゃんの方が先に休憩室から出てきました。
その時に私に顔を合わすことはさきちゃんにとって辛かった筈なのにさきちゃんは私の顔を真っ直ぐ見て、申し訳ありません、社長。と深々と頭を下げました。
私は叱るべきなのか、息子がしたことだから私の方こそさきちゃんに謝るべきなのか迷ってしまいました。
それに、東京で何人もの女の子と付き合っている息子にこんなことをされてさきちゃんはどう思っているのかも分かりませんでした。
私とさきちゃんが向かい合って沈黙してると、息子がこそこそと言う感じで休憩室から出てきて、私とさきちゃんの脇を抜けて事務所を出て行きました。
私が息子の後ろ姿に声を掛けて呼び止めようとすると、さきちゃんの目から涙がポロッと流れました。
私が、あっ、と思って息を飲んでる間に息子は外に出ていってしまいました。
さきちゃんは私にもう一度頭を下げて、ごめんなさい。と言うと仕事の続きをしようと自分の机に座りました。
大丈夫だろうか?と見ていると、手は動いて伝票を整理しているのに、頬には涙が流れっぱなしになってました。
大丈夫だろうか?と心配になり、今日はもう帰りなさい、と言いましたが、さきちゃんはまた、申し訳ありませんでした、と頭を下げると終業時間まで仕事を続けました。
夜になって息子を叱らなくちゃと息子を探しましたが、息子は私を避けて高校時代の友達の家に逃げていました。
心の離れた女の子にあんな恥ずかしいことをして、その尻拭いまで女の子にさせて!と思うと我が子ながら息子が情けなく、ますますさきちゃんの健気さを可愛く思いました。
さすがに翌日は休みを取るだろうと思っていたのに、私が事務所に顔を出した時にはいつものようにさきちゃんは出勤していて、他の社員と一緒に明るい声で挨拶をしてくれましたが、その心の中を思うと可哀想でたまらなくなり、その後に直ぐ別室に呼び、何も言わずにさきちゃんをぎゅっと抱きしめました。
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