『こんな風にネチネチやられるくらいなら、いきなり突っ込まれた方がましだ!』
あたしは腹が立ってきて、ジミ子に抗議した。
「ジミ子、あたし、あんたにこんなことまでしてないだろ?アレの仕返しがコレだなんて、おかしいよ!やめさせろぉ!」
でもジミ子は、冷たい眼であたしを見下ろすだけ。
すると男があたしの前髪をつかんで頭を布団に押し付け、
「ばっかじゃねえの? リベンジは倍返しに決まってんだろ?」
そうせせら笑った。
ブラウスの裾をスカートから引っ張り出し、ブラと一緒に首まで捲り上げ、大して膨らんでもいない胸を、ゆっくりと嘗め始める男。
「てめぇ、ふざけたこと…んっ! こんなことして… あっ! や、やめろ…あっ、あっ!」
いつもの男言葉でジミ子兄を罵ろうとすると、どうしても《女の子》の喘ぎ声が混ざってしまうので、歯を食いしばって黙っていることにした。
でも、舌と指が微妙な所に触れるたび、身体がかってに跳ねてしまうので、感じているのをごまかすことはできなかった。
びしょ濡れになったショーツを太ももの真ん中辺りまで下ろし、液をアソコ全体に塗りたくると、男の太い中指がヌルッと穴に入ってきた。
「つうっ!」
思わず顔をしかめてしまう。
「…やっぱり初めてか…」
「そうだよ!悪いか? …あんたの妹も、ちゃんと処女だったよ。あたしが確かめてやった。 ついでに妹の相手もしてやったらどうだ?」
あたしはまた殴られるかとおもったが、もうその事にはあまり興味がないようで、
「ふん!」
と鼻で笑っただけだった。
「ここ、嘗めてやろうか?」
「えっ!?」
「クンニってやつだよ。気持ちいいぜ。指なんかと段違いだ。初めてなんだったら、サービスしてやるよ。」
「やだ!そんなこと、やっ、やめろぉ!」
ここまで好き放題に弄ばれたんだから、今更何をされようと同じようなものなのだが、その時あたしにはそれが堪らなく恥ずかしい事に思えて、ゾッとした。
そんなあたしの戸惑いにはお構いなしで、男は、ショーツを爪先から抜き取り、脚を開かせようとした。
「やだ~!」
あたしはジミ子兄を蹴って抵抗したが、あっという間に足首を捕まえられ、開かされてしまった。
男の顔が、そこに近づいてくる。
「あっ!」
確かにそいつの言ったとおり、大きななめくじみたいな物が、ワレメの下から上へ這い上がると、しびれるような鋭い快感が全身を貫いた。
「いやっ!やだぁ!やめてよ~!」
あたしはとうとう泣き出してしまい、すっかり女の子言葉に戻って、男に哀願した。
その時ジミ子が、嘗められてるあたしのアソコを見ようとして身を乗り出したので、ようやく両手が自由になった。
でももう、その手で男の頭にパンチしたり、押し退けたりする力は残っていなかった。
嘗める男の後ろ髪を掴み、両太ももで顔を挟み込むが、その体制で勝手に腰が動いてしまうので、どう見ても喜んで愛撫を受け入れているみたいだった。
どのくらい嘗められていたか…
結局あたしは、大して抵抗もできないまま、呆気なくイカされてしまった。
そして挿入…
女はイクと、しばらくまともに物が考えられなくなる。
そのスキに、男はズボンを下ろしてグロいモノを取りだし、あたしの股の間に入ってきた。
それの先端がワレメの一番下に宛がわれ、ゆっくり入って来る。
「うっ… ぐっ…」
分かってはいたが、それはやはり痛かった。
でもあたしは意地を張って、決して痛いとは言わなかった。
もう、それくらいしか意地を張る所が残っていなかったのだ。
膣の中で、ぶちっという音がした気がした。
それから、それが一気に奥まで入ってきて壁に当たり、男の固い陰毛があたしの腹に当たった。
「処女卒業だぞ!よかったなぁ」
男があたしの頭を撫でる。
あたしはとても口が聞ける状態じゃなくて、
「は、早く出して終わりにしろぉ!」
と言うのが精一杯だった。
「そんなに俺の子種がほしいの?じゃ、期待通りたっぷり注いでやるよ。」
そう言うと、あたしの中で、早いピッチで動き出した。
気がつくとジミ子が、ギラギラした目付きで兄貴があたしから出たり入ったりするのを凝視していた。
動かれる度に、歯を食いしばって痛みに耐えていたのだが、その内、なんだか妙な気分になってきた。
あたしを暴力で犯し、処女を奪ったこの男が、憎くない訳がない。
その事抜きに考えても、この男は全然あたしの好みではない。
なのに、親しみというか、心地よさというか…
しまいにはとうとう我慢できず、男の背中に腕を回し、しがみつくようなボーズを取ってしまった。
やがて男は、「うっ!」と呻いて、あたしの中に熱いのを放出した。
射精がすむと、男はそれを抜き取るとさっさとズボンにしまい、立ち上がった。
まだ横になったまま立てないあたしを横目で笑い、
「涼子、これでちっとは気がすんだか?」と妹に聞いた。
ジミ子はコクンと頷いた。
あたしをそこに残して、二人は出て行く。
部屋から出るとき男は、「じゃあな!」とだけ言った。
彼にとって、やり捨てた女など、その程度なのだろう。
ジミ子は、ドアのところで振り返り、まるで汚いものを見るように、あたしを見た。
「ジミ子!これでおあいこだからな!もうお互い恨みっこなしだぞ!」
あたしは、それだけ言うのがやっとだった。
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