5、6日して今度は母が叔母のところに行きました。もともと叔母の家は隣町ということもあり、母はひと月に一、二回は車で出掛けていました。私も時々お供していたのでした。着いてみると外に健さんの車が止まっていました。「健さん居るのね」母が言うと、叔母は「健さん、この間仕事止めちゃってね」と言いました。「まあ、真面目が取り柄だからなんかするんだろうけど」そんなことを返します。「今はパチンコ」と笑います。義理の息子ではありましたが叔母は健さんを可愛がっていました。その時、健さんが帰って来ました。「あっ」と頷いたのが挨拶のつもりらしい(笑)相変わらずの健さんでした。
母と叔母は家に入ります、私はいきないり「健さんとドライブ行く!」と言いました。そして「行こう行こう」袖をひっぱらます。どうして良いか分からないように迷う健さん。「早く帰るのよ」という私の母の言葉に促されるように車に向かいました。
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