父は私との行為をカルテのように詳細に記録していて、使った薬の量や種類、
私が眠った時や意識を失った時の血圧や、瞳孔反射、絞めたあとのチアノーゼの程度など、
イラスト入で記録している。
父は別段隠す気もないようで、父が書いてる時に私が覗き込んでも、微笑しながら書き続けている。
「私を絞めすぎて事故にならないか不安じゃないの?」
「長年の経験が有るから絞めすぎないように配慮してるし、AEDは予備も含めて2台用意してる。酸素吸入も可能だ。」
「うーんそういうの聞いてるんじゃないんだけどな…」
父は笑いながら記録を金庫に納め仕事に出かけていった。
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