前からも身体をチラっと盗み見することもあるのは気づいていたのですが、
一応は敬語といったぞんざいな口調で喋るようになり、はっきりと無遠慮に
身体を舐めまわすように視線を這わせるようになりました。
生理的嫌悪感が沸き上がりますが、それを楽しんでいるかのようでした。
年下の女子社員(わたしのことです)は、自分に対して尊敬を持って接するべきで、
事務所ではお茶汲みのひとつもするべき、それを怠っている、という考えがあったようです。
ずうずうしい鳥肌の立つような考えだと思っていました。
さいごは「わたしの方が間違っていた」と思い知らされる、ことになります。
クレーマー男性にあっさり性的な関係で服従したというのに、
それでも「中年男性の新人スタッフ」と対決しようとする身の程知らずな気持ちだったのでしょうか、
いいえ結果は判っていたのに、身の毛のよだつような相手に屈服する、最悪の状況と思っていても、
そこからさらに下には下があるという感覚。
過去、その男性の遅刻やミスを何度も叱責していました。
わたしの「変化」は敏感に察知されていて、わたしの緊張が切れると同時に、中年男性にも屈服することになりました。
夕方2人だけになった事務所で、注意するつもりの一言から始まった些細な言い合いが、予想外に
強く怒鳴り返されてしまい、びくっとしてしまいました。
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