S先生はA特別医療センターの林という名前に目をつけた。
S先生「ちょっと調べてみる価値はあるな」
私「わかりませんが、よろしくお願い致します」
S先生「とろこでユキさんは、どうや!?えらい目に合わされてないか?」
私「それがセクハラはあるらしいんですが、それ以上のこともなくパワハラもないそうなんです。接し方もはフレンドリーみたいです。」
S先生「学部長も歳だからなぁ、学内では大胆なことは出来んわ。せやけど分からんで。まあ、用心しながら上手くやってよ」
私「はい」
実は、私は少しだけ変化が気になっていた。
下着が派手になっていた。
外に出るようになったからとも思ったが、気になっていた。
先週も妻の姿を目にしたが、言葉を描けることはなかった。何やら書類を持って颯爽と歩いていた。後ろからみると、大きめのお尻に目が行く。スカートの丈はやはり短すぎるように思う。
次の日、講義は一時間目だけなので、学部長室を訪れた。学部長に用があるわけではく、もし、学部長がいたら「妻の様子を見に来ました。」と正直に言うつもりだった。
ノックをして、扉を開けた。学部長は不在だった。妻は戸棚の整理をしていた。
「どうしたん?この階に来るなんか珍しくない?」と聞かれ、「いや、ちょっと様子を見に来たんや」と正直に言った。
妻「そう。 さっき学部長が出ていく時に書類を忘れたって連絡があって、正面玄関まで持って行ったら。運転手に、あっ!て言われたんよ、バレたかな!?」
私「たふんな。でも、名前も知られてないはずやで。気にすんなよ」
妻「せやね、わかった」
私「あまり無理すんなよ」
妻「うん、わかった。今から頼まれた物を買いに行くの。ここ、鍵を閉めるよ。」
私「歩いていくの!?」
妻「うぅん、事務所の人の自転車借りるの。いつも借りてるから♪」
私「そうか。気をつけて♪」
そう言ってとびらを閉めた。
エレベーターに乗って、妻があのスカートで自転車に乗ると丸見えじゃないか?と気になり、正門付近に先回りして隠れて見た。
妻が降りて来た。
自転車置き場から出てきた。
妻はいわゆるママチャリを乗っていた。しかも、小さい子どもを乗せる補助シートがお腹の前にあるヤツだった。
大きく脚を開いて、自転車を漕いでいる。
ピンクのパンティーが丸見えじゃないか!?
学生たちも好奇の目で妻の股間を見ている。
振り返る者もいた。
驚いた。
しかし、もっと驚いたのは、正門で警備員に声を掛けられた妻は、自転車に股がったまま話をしていた。
明らかに警備員は、見ているはずだ。
ショックだった。
警備員の視線が嫌だと言っていたのに…
帰宅して食事を終えて、ベッドに入り、妻を待った。妻の報告 を聞いた。午前中に外出した学部長はそのまま戻って来なかったらしい。
これといったことはなかった。
翌日の予定を聞いた。
明日は、学部長は来ないそうだ。
午前中はファイル、午後からは指示のあった本を図書館に言って集める仕事があると言う。
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