私は服を着て、元の膳の前に座った。
S先生すぐに座った。
S先生「なかなか良かったよ。ありがとう。コイツも喜んでたし、私も久しぶりに興奮したよ。」
私は「先生、今まで奥さまがずっと学部長の相手をされてたんですか?」と尋ねた。
S先生「いや、ヤツはコイツだけでは満足できへんよ。コイツはすぐに馴れたからな。ヤツは怯え、膝ま付き、涙するような女が一番エエらしい。風俗の女はあからさまな演技しよるし、コイツみたいに馴れてきたら飽きるみたいやな…それでも相当使われよったけどな」
私「他にもいたんですか?私みたいにされた人は」
S先生「いたよ。って、それを探すのが俺の役目になってたんよ」
私「じゃあ、この前からの一連のことは…」S先生「そういうこっちゃ、軽いテストや」
それからS先生は今までのことを話してくれた。 S先生の話によるとターゲットにする相手は条件がある。
素人、普通より美人、ポッチャリ以上は×、
女にM、出来れば夫婦者
そして、大切なのは、危なくないかとヤツ。
人間は追い詰められたり、激情したときには、とんでもない行動をとる。人情沙汰や自分のことを省みず世間にさらけ出すようなヤツは駄目ということだ。
私は「では今までターゲットになって、やられた人もいるんですか?」
S先生「おるよ。しばらくして辞めたけどな。これ以上はアカンと思ってS先生に手を引かせた時もあったなぁ」
私「妻は合格ということですか」
S先生「今のところはな…私に触られたり、見られたり、晒されても我慢出来たからなぁ。何より君が全てを聞いても冷静なところは評価できるね♪キレよるヤツいるもんね、それが普通か!?」と言いながら笑った。
私「どーすればいいんですか?」
S先生「そろそろ送るわ、続きは車の中で」
そう言うと立ち上がり、奥さまを呼んだ。
奥さまは上等そうなコートを着て、出てきた。
車の中でS先生は話した。S先生は学部長の手先で女を探していた。
パーティーの時に妻の背中に冷たいグラスを当てたのもS先生で、それが原因で妻は粗相をしてしまった。そのまま妻を叱責し、犯す計画だったが、急なスピーチ依頼に邪魔されて未遂に終わった。(妻の言ったことは本当だった。)しかし、その時、学部長は大層興奮して、久しぶりにガチガチになったと未遂にも関わらず、喜んでいたそうだ。
今まで尽くしてきたS先生も、そろそろ学部長に引導を渡し、自分が次の席を狙っているらしい。学部長は長く君臨し過ぎたと…
そういう意味では私と利害関係が一致するとも。「手を組もう!!但し、焦らず、確実にだ。まずは明日、君が明日謝罪に行け。そして、反応を見て、報告しろ。」と付け加えた。
そして、「私と君は、もう兄弟だからなぁ」と付け加えた。
私は正直、怯えた。
とんでもない奴等を相手にしてしまってるのではないかと…
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