調査ファイル4
私は山田君に 現在在籍中の当時の同僚に接触を求め、彼の家を後にし
た。
帰宅すると、妻と息子は既に寝ている様だ、私は風呂に入ってから、自分の
寝室へ
例のDVDをプレーヤーに入れる。
昔、初めて裏ビデオを観た時の緊張感を思い出させる。
早送りで宴会の終わりまで行き、続きを観始めた。
問題の妻のシーン後、誰か別のお偉いさんの閉めの挨拶が録画してある、
冒頭から宴会を盛り上げた妻に感謝の弁があった。
最後は一本締めで宴会のシーン終了。
次に画面は切り替わり バスの中、
後部の席で上司と思われる男の カラオケを映している
彼が歌い終えると、カメラアングルは車内進行方向へ、ターンした
「岩井部長、ありがとうございました。」
運転手の脇でマイクを持った女性が喋っている、妻だ。
どうやら バスガイドの代わりもさせられている様だ、カメラアングルは
バスガイドの真似事をする妻を上から下までイヤラシく撮る、しかし妻は
チノパンの様なズボンに長袖のTシャツという格好で色気のあるものでは
なかった。
シーンは次へ替わり、
神社の様な場所、アングルは散策する社員たちが写っている。
ビデオ係りは記念撮影をするカメラマン係を撮っていた。
その時、ビデオは建物の隅の方へ走りだした、ビデオ係が止まると、
画面に背を向けてカメラを構えた男性、レンズの先には妻を中心に男性社員
が四人
カメラマンがしゃがみ、「ハイチー・・・」と言うところで、
妻の脇に立っていた男性が妻の両手を万歳した形で抑え込んだ、妻は
「なに?なに?!」とビックリしている。
次の瞬間、他の男性二人が妻のベルトをはずし、ズボンを一気に膝まで引き
下ろした。
妻は 大声を出す訳にもいかず、といった表情です。
4人に押さえ付けられて「ハイチ~ズ」 基本的に妻はハイレグのレースのパ
ンツしか持っていないのか、パンストは履いていてもレース越しに陰毛が必
ず透けている。
宴会の時と同じパンツだった。
妻は 開放されるとビデオひ背を向けズボンを上げながら、「馬鹿かおまえ
ら!!」
と起こり散らす妻を最後にDVDは終わっていた。
私は妻が何故転職しないのか不思議になってきた。
私はその晩 DVD抜いた、2回抜いた、四十にも成って2回抜いた、
しかし 情けない気持ちより とにかく続きが知りたかった・・・・・
翌日から山田君とのメールでのやり取りが始まった。
山田君にとっては 妻の存在は ただのAV女優の一人に過ぎない筈だが、
彼を駆り立てるのは この過度のセクハラ行為とそれを面白がって黙認する
馬鹿亭主に異常な興奮を覚えたからだ。
一週間後、山田君からのメールで「DVD 手に入りそうです」の連絡、私は
詳しく聞きたいので、返信せず電話を掛けて確認した。
出所は現在、妻と同じ営業所だが販売一課の人間で、当時山田君の後輩だっ
た男、
佐々木(仮名)と言う人物だ。
私は山田君から調査報告を聞かされた。
○その佐々木からの情報ではDVDは2006・2007・2008・2009が存在し、佐々木
は2009以外は持っているらしい。
○2009は一部にしか流出していないらしい。
○日常業務中のセクハラはとりあえず、無いらしい。
○佐々木は課が違うので、定例の飲み会では何が行われているかは詳しく
知らない。
○会社自体が体育会系で上からの命令は絶対、飲み会などは断れないらし
い。
そして衝撃だったのが、
○2006の宴会からの妻の痴態を計画したのが、一課のサポートウーマンで
ある、
柴田信子(48)である事が解かった。
宴会DVDで妻のとても自慢出来ないオッパイを晒し者にした張本人だ。
柴田は一見妻とは仲良くしているが、イジラレキャラの妻は 皆に人気が有
るせいか
妻を陥れる様な事何度も画策したらしい。
段々全容が見えてきたが、とりあえず、DVDの到着を待つしかない。
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