ファイル11
翌日から 妻を注意深く観察し始めた。
私は手始めに山田君との約束でもある、パンストの確保を画策した。
妻と息子が寝た後、洗濯籠を漁る、パンストは有るが、これが無くなると
不審の目は私に向く筈、
私は伝線して廃棄するパンストを待つ事にした。
数日後、籠の中にパンストが無い、チャンス到来である私は家中のゴミを見
て回ったが、遂に発見出来ない、仕方なくもう一度脱衣籠を探す、そこで大
事な事に気が付いた。
無いのはパンストだけでは無い。
パンツが無いのだ 妻の衣類はブラウスとブラだけ、そんな事が在りえるの
か?
私は疑惑を胸に その日は引き下がるしかなかた。
翌朝 妻の表情に疚しさは無い、が、例のDVDを見てからというもの妻がエロ
く見えて仕方ない、思い出し勃起も度々なのだ。
そんな虚しい一週間を送っている私に 山田調査員から吉報が届く、
「2009上下巻セットで入手確実」の知らせが入る。
彼はいい仕事をする、仲間に引き入れて正解だった。
臆病な私がグズグズしているうちに いよいよ山田君に会う前夜になってし
まった。
私は決心した。
しかたなく、洗濯籠からその日履いていた妻のパンストを持ち出した。
少し濃い目のブラウンのパンスト、色が濃いと匂いも強そうに感じる。
翌朝の妻も至ってノーマルな感じで、パンストの事には触れてこない、既に
洗濯は終わっている筈、何かしっくり来ないまま私は出社したが、
その日は朝からはウキウキしていた。
いつもの様に彼のアパートに着き、一緒に食事を取る、お決まりのコース
だ。
食事の終わりに私は、小さく丸めたコンビニの袋を渡した。
中身は言うまでも無い。
彼は嬉しそうに受け取ると 私の前で開けようとはせず、大事そうにしまっ
た。
彼もウキウキで「それでは、上巻の方から行きますね」と笑みをこぼし、部
屋の明かりを暗くした。
(2009の上巻スタート)
DVDの再生が始まると駅のシーンからだ、営業所単位で駅に集まっている様
だ。
そう言えば 妻の会社は6営業所から有るので 電車で何処かに集合してか
らバスに乗車するらしい。
駅の中に集まる男達の中に妻が映る、朝早いせいか、皆テンションは低め
だ。
カメラマンの声が何度か聞こえるが 今までのカメラマンと違う、恐らく
は、噂の妻専用カメラかもしれない。
カメラが妻に接近する、この年の妻はGパンを履いている、何故か少しがっか
りした。
映像が切り替わり電車内、
走る電車の車内で画面正面に妻が、立ってい、左右の男性社員と楽しげに何
か話している。
カメラマンが近づいて行く、画面が電車の揺れで乱れる。
カメラマンの動きに気付いた輩も 近寄ってきた。
当然だろう、妻とカメラが在れば卑猥な事が起きているに決まっている。
近づいてきた同僚達がニヤニヤしながら「何?何?」と尋ねている。
カメラが車内をグルっと映す、ガラガラの車内に妻の周辺だけ 人だかりが
できている。
その時、妻の声で「ちょっ・・!」と大声を出しかけてやめた様な 音声が
聞こえ、カメラが振り向く、不安げに辺りを見回す妻の顔のアップが映る。
妻が電車のドアを背にして男達数人が群がっている、AVの痴漢物でお馴染み
のアングルだった。
カメラも何が起こっているのか判らないらしく、カメラマンの声で
「撮れないから!ちょっとどいて!」などの声も聞こえる。
妻の正面に居た同僚が ニヤニヤしながら視界を開けてくれた。
なんと妻は 両脇の男性に腕の自由をうばわれた状態だ。
しかも 正面居る男性が 妻のGパンのチャックの部分に手首まで突っ込んで
いる。
しかも電車の揺れに合わせて、妻の股間に刺激を与えている。
妻はカメラに向かい「朝っぱらから何やってんだよ!」と 怒り心頭の様
子。
2009は出足から期待を裏切らなかった。
直後 電車は次の駅に停車し、痴漢行為はそれ以上発展する事はなかっ
た。
画面が切り替わる、大きい駅前、観光バスが映っている、勿論このカメラは
画面の何処かに妻が映っている、実に頼もしい。
観光バスに乗り込む際も、お尻に触るのかと思うほど、密着していた。
カメラが妻に続いて乗り込む、ドア側の前から二列目に柴田のおばちゃんが
居た、何処かで合流した様だ。
柴田は妻を見るなり、「由美ちゃんここおいでよ」と妻を窓際に座らせた。
カメラマンはどうやら 妻達の列の通路を挟んで隣を確保した様だ。
一旦画面が切り替わり、高速道路らしい風景が映る、画面の手前に柴田、奥
に妻が映っている。
明るく話す柴田に対して、困った顔の妻、カメラマンは補助席を出し
移った様だ。
カメラは接近し会話の内容を確認している、「ねー池上、せっかくバスガイ
ドするなら、コスプレの方が盛り上がるよねー」と柴田がカメラマンに同意
を求めている、無論カメラマンは「ですよね~」と話を合した。
「ほら、毎年の事じゃない、サービス、サービス、どうせ私がしても みん
な喜ばないしさ」と 紙袋を妻の膝の上においた。
シーンが 後部座席付近の歓談を一通り映す。(おそらく別のカメラマンの
映像だと思われる)
更に画面が切り替わり、バスはサービスエリアに駐車する所、柴田に連れら
れ妻もバスから出ていく、妻の手にはさっきの紙袋。
トイレに入る妻達の後ろ姿からカメラが離れ、別のバスから降りて来る同僚
達を映しだした。
映像は直ぐに切り替わり、停車中のバスの中、運転手さんが
「みなさんお揃いですか?」
と確認している。
そこに柴田と妻が飛び乗って来た。
「すいませ~ん」と柴田が運転手に挨拶をする。
しかし問題は柴田の後ろに立つ妻だ。
朝から着ている、薄手のハーフコートの様な上着の(お尻が隠れる程度の
丈)
下には 足しか見えない!
ジーパン スニーカーが 光沢の有るストッキング脚 ミュールに替わってい
た。
この先どんな事が・・・・・
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