今回はフォーマルな仕事で行く気持ちで、足元に三十センチほどのスリットの濃紺のタイトスカートと、胸元にボウタイのついた透け感の大きいブラウスを着た。薄っすら汗をかくと下着が見えてしまうので、脱がされると分かっていても、白のインナーを身につけて下着を隠した。ブラとショーツはお揃いのアイボリーのしっかりとワイヤーで押さえつけてくれる清楚なフリルのついた下着にした。
少し早めについたが彼はもう到着していた。押し込められた車を見るとやや緊張したが、改めて明るい場所で真正面から見るひろさんの顔は精悍としていて、男を感じさせた。また、この車の扉を開けると、私はいっとまとわぬ姿にされて、身体の中に潤沢に精子を注がれる。その覚悟をしっかり持ってきたが、一瞬気弱な面を見せそうになった。そこを見逃さないように強引に私の唇を奪って、舌を引き出されて唾液を交換した。長いようで短い時間のようだったが、私はそれで気持ちをくくった。
彼には二回抱かれて、一回は私の方からフェラチオをして、口でご奉仕した。口の中に出すのかと思っていたら、私の顔と髪の毛を横断するように、長細い句勢いのある濃い精子を放出した。激しく突かれると犯されているようで昂った。唇の這う場所は的確に感じる部分を探し当てていて、前回よりもさまようことなく、私の快楽を上手に引き出していた。強い力を繊細な感情でコントロールしながら、私を犯していた。
話すことなんてないのかもしれない。襲われた獲物とむさぼる野獣が面と向かって話すことなんてなにもないのかもしれない。しかし、無言の語らいを随所でしていて、阿吽の呼吸で、身体をずらして奥で受け止めたり、ひろさんの想いに沿った形で抱かれようとしていた。私は私のすべてを出して抱かれていたし、お尻の穴の中から、髪の白くなったところ、身体のあちこちに散らばるほくろやあざまですべて見せる気持ちだった。
私は生まれて初めて、女性としての歓びを感じた気がした。女性として生まれて初めての幸せを体感していた。満たされたころは表情に出て、柔和な顔つきになっていたかと思う。二人で顔と顔を見合わせて、自然と微笑み合っていた。
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