休日の午前に、淡い桃色の上下お揃いの下着をベランダに干して、家事終えた後、窓際のレースカーテンなびかせながら、江戸川乱歩の『人間豹』を手に取って、文代さんが捕われるシーンを朗読しながらオナニーしている。半死半生の目に遭いながらも、一線を譲らせない文代さんはさすがだけど、素肌を晒して着ぐるみに着替えさせられるのだ。
私はひらめくカーテン越しに外からオナニーしている姿を複数人にずっと見られてて、いつかチャンスうかがって狙われている人妻。
玄関のドアベルが鳴って、いきなり押し入られて、声も出せないくらい膨らんで、束ねた黒髪を乱暴に掴まれて、声も出せぬまま胃の奥まで精子を吐き出される。口元から溢れて白濁して飛び散る精子が二重の目元まで溢れ出る。最高に気持ち良さそうに男は私を見下ろしながらニヤリと微笑んだ。
プリーツのキレイな緑色のロングスカートに潜り込まれて長い時間ざらざらした舌や指で弄ばれる。
長い苦悶の時間だが、文代さんのようにどこまで一線を守れるか。しかし、現実は甘くなくて、簡単に更に胎内に侵入されて、美しい肢体の奥まで、うねりながら出し入れされて、激痛に顔をゆがめていたが、次第に卑猥な音を立てて、快楽に変わってゆく。
立ったまま後ろから華奢な身体に覆い被さられる。抵抗することを許されぬまま、頭が真っ白になって、体を震わせる。男はがっしりと身体を掴んだまま、激しく胎内奥深くに飛び散るようになんの躊躇いもなく出して、満足そうにする。
ひと時のことで声も上げられぬまま、男の標的になって、身体を許した私はグッタリとして上り框に寝転がって呆然としていた。
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