私は目立たず、本当に慎ましく平凡に暮らしてきた妻であり、母親です。取り立てて男性の目を引くタイプではないかと思います。しかし、ひろさんやここにコメントくださった皆様が感じているような狙いたいタイプの女性であることは確かなのかなと思います。家庭を守りつつ、引き立て役に回って暮らしてきました。果たして、人間豹恩田の目に留まるかと言われたら、どうでしょう？今この年齢まで生きてきて、ナチュラルで淑やかさがやっと出てきはじめたように思いますので、執着されるに値する女性にようやくなれたのかなと思ったりもします。
さて、今日は何の服を身につけて過ごしましょうか？雨の降る一日ですので、やや沈んだ色合いの水色のインナーに、隠れた下着は鮮やかな淡い水色に白の刺繍をあしらった下着を身につけることにします。一日自宅で過ごす予定ですので、動きやすいルームウェアで、色気らしきものはないかなと思います。ただのくたびれた主婦です。
常に明智探偵のそばで、知性と勇気を発揮して、危険な目をかいくぐってきた文代さんは、私の憧れです。さすが明智探偵のお眼鏡に敵った女性だと感じており、それは著者である江戸川乱歩もそう感じているのではなないでしょうか？ボーイッシュでショートカット。人間豹の中でも、決して女性らしさを表には出さずにいます。女性的な内面を隠すように、一癖ふた癖ある奇人たちと対峙します。シリーズの中で印象的なのは若き日の五十嵐めぐみさんが配役されていて、適役だと感じています。
実は私もショートカットです。ボーイッシュではありませんが、チャキチャキとした感じです。男性の視線の先に私がいるというタイプでもないのです。私の生き方として、目立たなくても自分がやりたいことを淡々とやれる人でありたいし、例え何かできたとしても、脚光は浴びなくても、きっとお天道様は見てるから、しっかりとやり切ろうと思ってきました。
私は文代さんのように抗いつつも、どこかでシンと冷たい冷静なところがあるのかなと思っています。その冷静であろうとする部分を、恥ずかしさや恐ろしさで真っ白にされた挙句、快楽と今まで感じたことのない体の反応で上書きされてしまったなら、もう今まで通りには生きていけないのかなと思ったりもします。私の心身を弄んでたっぷり楽しまれて、骨の髄から体の奥から染み出てくるものを止められずに堪能されて、壊れてしまうなら捨てられてもいいかなと思っていたりします。
生け捕りにされて、弄ばれた挙句、捨てられる
その後の私は、楚々とした美しさを見失い、淫らで不確かな人生の荒波に揉まれて、転々と私の心身を貪られるのかなと恐ろしくなったりします。しかし、安全な場所でのうのうと暮らしている私には、甘い誘惑です。愚かですね。
※元投稿はこちら >>
検索
削除
