こんばんは、ひろさん
コメントで想像を膨らませて頂き、嬉しく思います。
まず最初の二行を拝読して、心が潤みました。
ありがとうございます
言葉でそっと撫でながら、徐々に様子見てみますか?という、ひろさんの紳士的な距離の取り方がとても好きです。私は決して奪われないようにしながら、少しずつ心から奪われつつあるように思います。そして、手をそっと忍ばせながら、いつのまにか身動き取れなくされて、私が気がついた時には、四肢の自由が奪われている。そんなイメージです。
体液・・・どんなものがあるのでしょうね。
私は男性に抱かれる経験が圧倒的に少なくて、知らないことばかりかもしれません。溢れ出ると恥ずかしいものばかりかもしれません。体中のいろいろな分泌物を放出する腺が、緊張と緩和を繰り返し絞り出されそうです。
「きみの味をたっぷり楽しませてもらうよ」の言葉に、思わず私自身の性感帯を自らの手で触れて、心臓までもが高鳴りました。手篭めにされた私は、嫌がっているのでしょうか?嫌がっているふりをしているだけなのでしょうか?
思春期に触れた江戸川乱歩の作品に登場する女性の中でも、私の中で圧倒的に美しく強く屈しないヒロインは、「文代さん」なのです。その文代さんが、人間豹恩田との格闘で、半死半生の目に合わされて、ぐったりしながらも、最後の一線を守り切り、裸にされて熊の着ぐるみに着せ替えられてというシーンが、脳裏に映像として焼き付いています。あの文代さんを、シリーズの中でも最高に残酷で激しい方法で弄び、殺める人間豹恩田との対峙を美しい描写で表現しています。
きっと江戸川乱歩は明智探偵の活躍ではなくて、執着した女性の美しさを描くために、特異な方法で人の心と体を盗み殺める奇人たちを登場させ、楽しんで描かれていたのではないかと私は思っています。「人間豹」の評価は決して高くはない作品ですが、私の中では圧倒的にNo1です。現代では作品として映像化は難しいですが、私の妄想の中では、私も文代さんと同じ立ち位置で、恩田と対峙しています。非力で知恵もない私では、恩田にどんな風に向き合おうかなんて思ったこともあります。きっと簡単に牙で肌を切り裂かれ、犯されて終いで、知恵があり強い文代さんのような恐ろしい目に合わされる前に、目的を果たされてしまうのがオチかもしれません。
そんなことをいつも思って、「人間豹」を読んでいます。
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