前から予定されてた名古屋の出張だが飯野美玲も
ついてくることになったいつものように
新幹線降りて夕暮れの繁華街、居酒屋で軽く1杯やって
つまみと定食そこのお会計は俺が払ったそして
いつものビジネスホテル、フロントの親父とも顔なじみ
だ俺は405号室彼女は401号室いつものように
フロントの親父に弁当とお茶を差し入れして便宜を
計ってもらってる401号室のカギを近くのホーム
センターで合鍵を作って持っているチェーンロック
はぶった切ってあってロックできなく細工してある
それもいつもの通りだ「明日は早いから今日はシャワー
浴びてゆっくり休んで」と言ってそれぞれ部屋に
別れた5、6分して「言い忘れたことがあって
ちょっとだけ打ち合わせしていいかなー」とロビー
に呼び出した缶コーヒーに眠剤を入れて待っていた
彼女が駆け寄って来たそのタイミングでもう1本の
缶コーヒーを自販機から取り出して彼女が見てる
前で「シュポッ」と栓を開けて眠剤入りの方を
渡す「コーヒー飲みながら聞いてよ」とロビーの
テーブルで資料を広げたしばらくすると彼女が
ウトウトしだしたので「そりゃ疲れたよね跡は
ぶっつけ本番で乗り切ろう」とおやすみを言って
部屋に返した20分ほどして携帯を鳴らしたいつも
ならすぐに出るはずだが…薬が効いたか…
合鍵を使ってドアを開けた濃紺のリクルートスーツ
姿でうつぶせにベッドに横たわっていた
「飯野君・飯野君」呼びかけに反応しない
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