中高時代は普通に過ごしていてさえ価値観が大きく揺れ動き、その分さまざまなことに感じやすく、敏感で、そういった中で自分というものを見つめ確立していく時期です。言うなれば自分を守る殻が薄く、柔らかくなっている時期。
その最中での貴女の強烈な体験が、貴女の人格形成にどれほど強い影響を与えたか、想像するに余りあります。
それまで
>勉強が出来ない人を見下していた
>勉強が出来る人が一番偉い
と、その一点で支えていたプライドが粉々に打ち砕かれ、貴女は自分の価値を見失った。
それだけでもおそらく混乱したつらい時期を体験しただろうに、そこに新しく、望まず無理矢理ではあったけれど口便器という役割、価値を押し付けられた。
自分の価値を見失っていた貴女は嫌々ながら、でも次第に、自分でも知らず知らずのうちにその役割を受け入れ、いつしかそこに自分の価値を見いだしていった。
しかし第2の喪失が来る。
口便器として、彼にとって少なくとも多少の価値があるかと思っていたのに、それすらもゴミのようにあっさりと捨てられた。あんなに言うことに従って、ずっと尽くしてきたのに。愛憎半ばする思い。彼への憎しみ以外の気持ちは認めたくないかもしれないけど。
そして今貴女は挫折感、喪失感、敗北感、彼への愛憎あい混じる思いにとらわれると同時に、2回も失った自分の価値を見いだせずにいる。
そういったところでしょうか。
さて、ここから先、まともでは無いことを書きます。まともな立ち直り方などは、皆さん良いことをたくさん書いて下さっていますから、重ねて伝えたいことはありません。
私がもうひとつ提案しようと思うのは、裏技、逃げ、です。ただ、それで満たされる人がいるのも事実、劇薬のようなものです。
心に大きな傷を負って立ち直れるのが一番ですが、いくらあがいても頑張ってもどうしようもない、どうしても抜け出せない人だっています。そんな人が少しの安らぎを選られる方法。根本的な解決にはならないけど。
それはSMの世界です。ただSEXだけの話ではなく、肉体も精神も含んだSM。
まず本当に信頼出来る(なんちゃってじゃない、人として信用できる)パートナー(ご主人様であれ、飼い主であれ)を見つけなければなりませんが。
そこでの貴女の価値はパートナーが絶対的に保証してくれます。貴女は自分の全身全霊をパートナーに差し出せばそれで良い。
心の中の醜いところも恥ずかしいところも、ありのままの貴女の存在をまとめてさらけ出して良いのです。それが許される関係です。パートナーはそれをすべて受け止め、ご褒美かお仕置きを返してくれるでしょう。
貴女はもう悩む必要も苦しむ必要もない、なぜならあなたの悩みも苦しみも全て、自分を捧げたご主人様のものだから。その関係の中では、貴女のものは何一つ無いのです。貴女はひたすら彼に身を任せ、従っていれば良い。彼が貴女の価値を与えてくれる。
貴女はそうやって彼の色に染められ、磨きあげられ、彼のモノになる。満たされ、躾られ、作り替えられて彼だけのモノになる。
と同時に彼も貴女の主人になる。その二つは不可分なものになっていきます。
上手く書けたか分かりませんが、そういった方法もあります。欠けて歪んでしまったら、元の形に戻そうと努力するのがまず一番でしょう。でも時にはそれでもどうにもならないものがあります。そんな時には別のものを持ってきて補完し、支えあえば良い、そういうことです。
もし興味があったらお話しします。
ただ、身体『を』目的としたSMは、貴女の混乱をもっと増すだけなので、気をつけて下さい。
貴女がお日様の下で心からの笑顔で笑っていられる日が来るよう、願ってます。
※元投稿はこちら >>