その後は興奮か緊張なのか、家に帰ってから、正気になります。思い返すとなぜ、あんな事をしてしまったのか理解出来ません。絶対に、二度とあんな所には近づくものか、あんな事はしない、そう決心します。
1日、2日立つと余計に自分のした事が不思議に思えます。彼から渡された連絡先は、捨てようと思いましたが、捨てれません。
一生、彼とは会う事は無いはず、そう毎日考えていました。しかし、一週間立つと彼のお陰で無事に帰れたなとか、凄い経験をさせてもらったと思い直し始めます。
こんな考えは危険だと思い、それを打ち消します。打ち消しても、またあの時の事が浮かんで来ます。
そんな日を繰り返し、2週間後に彼に連絡してしまいます。自分に言い訳をします、会うだけ、話をするだけ、この間のお礼を言うだけ、今回は何もしないで帰ってくる。ネットカフェには絶対に行かない。
一大決心をします。ファミレスで会いました。世間話をします、彼の仕事の事、家族の事、それを隠さずに話してくれます。私も家族の事を話し始めます。お互いにある程度生活まで知れると仲が深まった気がします。
話題は先日のネットカフェでの事に移ります。偶然の出会いからの露出と触られた事の驚き、そして彼からの質問になります。『もしかして、濡れた事が無い?』『逝った事もないよね』濡れる、感じる、逝くを経験していませんでした。
『それは小説やAVの世界の話しでは無いのか』そんな事を話すと我慢ならない顔、笑いを堪えています。『今時の高校生でもそんな事を言わないよ』今、書いている私でも当時の状況はマトモな大人の女性ではありませんでした。
自然に前回のネットカフェに入っていましたが、あれほど毛嫌いしていた、出来事が鮮明に思い出されます。嫌だ嫌だと考え続けた事を思い出し、快感を覚えます。
ようやく、あの出来事は衝撃的過ぎて思い返すのは頭が拒否していました。それは誰にも言う事が出来ずにモヤモヤしていました。
彼に言われて、どこか嬉しさを感じています。あの興奮を与えてくれた彼に感謝します。露出、痴漢行為など女性の身体のことの話題に触れます。
彼が、向かい側の席から隣に移動します。『そうそう、この脚、“足”じゃなくて“脚”、俺って脚フェチ』『脚フェチ槌』『初めて聞きました』『男はおっぱい星人か脚フェチなんだよ』『それ以外もいるけどな、脇の下フェチ、頸フェチ、背中フェチ』『凄いね、そんなにいっぱいあるんだ槌』だんせいと性とか男女の違いとか話すのは初めてだった気がします。
考えてみればそういった会話を拒んでいました。なぜかこの日は素直に言葉が入ります。性的な知識欲が今頃になって芽生えたようです。脚フェチの話の後に、彼が私の腿をスカートの上から撫でて来ました。
拒否ろうと、思いましたがどうすれば良いのか分かりません。『俺も随分と脚を見たけどこれだけの脚はお目にかかった事が無い』そう言われると女が出ていました。身長があるので、脚が他人より長いのは走るのに強みとは思っても“脚フェチ”までは気づきませんでした
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