「なんかヤバくね?」
「外せ!外せ!」
男達が慌てて口元のネクタイを外す。
押し込められていたパンティを取り出す。
「ハァーッ!ハァーッ!ゲホッ!ゲホッ!」
苦しい…苦しい…苦しい…
手足を縛るネクタイも外された。
「深呼吸して!」
「ゆっくり、大きく深呼吸して!」
背中を擦られる。
言われるままに深呼吸をする。
「スゥー、フゥ~、ケホッ!ケホッ!」
「スゥー、フゥ~、ハァハァ…」
少しずつ落ち着いてきた…。
「飲んで」
男がペットボトルのお茶を口元に差し出し、傾ける。
上手く飲めずに、唇から零れ落ちる。
男は自分の口にお茶を含み、私に口移しで飲ませる。
「大丈夫?もっと飲む!?」
散々弄ばれた後のほんの小さな優しさが、不思議と切なく、心に染みた。
「大丈夫?ごめんね?」
「辛かったよね?苦しかったよね?」
やっと呼吸が落ち着いた私に男が言う。
『やっと解放される…』
『やっとこれで帰れる…』
そう思った。
「もう大丈夫かな?落ち着いたかな?」
「ほら、もう一口飲んで?」
そう言うとお茶を一口含み、また私に口移しで飲ませた。
口の中に注がれたお茶を飲み込む。
しかし、男の唇が離れていかない。
そして、そのまま私の唇を押し分け、舌を入れてきた。
茫然と脱力したままの私は、絡む舌をただ受け入れた。
男は舌を絡ませたまま、ブラのホックを外す。
前がはだけたキャミとブラを脱がされる。
縛られて固定されていた手足は、ほとんど感覚がなかった。
続けてスカートとニーハイも脱がされ、私は全裸になった。
『私…解放されるんじゃなかったの?』
『まだ…されるの?』
『次は…何をされるの?』
『今度はちゃんと…イカせてもらえるの?』
束の間の安堵の後の絶望。
絶望の中で、せめてもの希望。
私の思考回路が狂っていった。
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