イキそうでイカない。
私の身体はイキたくて、足の爪先が伸びる。
足首を動かす度に、ネクタイで結ばれた箇所が締め付けられて軋み、痛みを増す。
男はゆっくりネットリと舐めながら、私の中へ指を入れてきた。
「うわ、すっげぇ…中へが締め付けるどころじゃなくて、正にうねりまくってる!これがイク準備ってやつ?」
嬉しそうに、感動したように言う。
そしてまたクリトリスを舐めながら、中で指を動かし始める。
さっきの男ほどのテクニックはないが、それでも今の私には十分だった。
『イク…イキそう…あとちょっと…』
男が舐めるのと指を動かすのを同時にやめた。
「ごめんね、俺もイカせてあげたいんだけど、みんながダメって言うからさー」
私は今まで、こんなにも焦らされた事がなかった。
たくさんイカせたがる男性はいるけど、こんなにもイカせてもらえなかった事は初めてだった。
辛い、苦しい、おかしくなりそう。
でも…でも…
男が指を止めたまま仲間に問う。
「イカせてあげちゃダメ?俺もう、イカせてあげたいよ。こんなにビチョビチョのウネウネで可哀想だよ」
男の1人が答える。
「おねーさんに聞いてみなよ?」
「わかった。おねーさん、イキたい?イカせてもらいたい?」
『イカせて!その指で…その舌で…思いっきりイカせて!!』
…だけどまだ、かろうじて理性とプライドが残っていた私は、目をぎゅっと瞑り、首を縦に振りそうなのを必死で我慢した。
「イキたくないみたいよ?」
「なんでー?イキたいでしょー?おねーさーん!」
男がクチュクチュッと指を動かす。
その一瞬で、私は少しだけ潮を吹いてしまったようだ。
「あっ、ヤベッ!イッた!?」
「いや、まだイッてはないだろ」
「危ねー、危ねー。出番なしになるとこだった」
「イカすなよー!おねーさんが自分でお願いするまで!」
男達が笑う。
その後…
指を動かしては止め、動かしては止め…
たくさんの手に身体中を撫でられ…
突き出した乳房を鷲掴みにされ、揉まれ、揺らされ…
乳首を摘ままれ、舐められ、甘噛みされ…
クリトリスを擦られ、こねくり回され、2本の指で挟んで扱かれ、舐められ、吸われ…
それでもイカせてもらえず、気が遠くなりけた頃、口を塞がれてまともに息ができない私は呼吸困難に陥った。
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