「ど…ゆこと?騙した…の?」
「騙してないよー。あ、潰れたフリはしたけどね」
「だって、お母さん…は?」
「あ、かーちゃん?あの人、かつや先輩。かーちゃん」彼は笑って男の1人を指差す。
「どーも、かーちゃんです」おどけたように指を差された男が手を振る。
「帰る!!」
振り返るまでもなく、後ろにいた彼にぶつかる。
彼は手に持っていた私のバッグを足下に落とすと、私の身体を正面に向きなおし、私の両腕の外側から抱きしめる形で捕まえながら「だーめ、帰さなーい♪」と言った。
「お願い、帰して…」
『犯される…輪される…』怖かった。
「そんな、泣きそうな顔しないでよ。萌えちゃうじゃん♪」男の1人が言う。
彼が私を抱きしめたまま、4人の輪の中に私を連れていく。
『さっきは千鳥足でフラフラと歩いてくせに…嘘つき!』悔しかった。
毛足の長いラグの上に放り投げられると、1人の男の股の間で、その男の胸を背もたれにするように、太ももを肘掛けにする形で押さえ付けられた。
「お願い…助けて…」
「大人しくしてたら最後までしないから。おねーさんを気持ちよくさせてあげたいだけだから」
そんな言葉、信じられなかった。
私は組ほどこうとしたが、無駄な抵抗だった。
年甲斐もなくミニスカートにニーハイを履いていた私の太ももを男の1人が撫で上げる。
「すっげースベスベ」
「マジ?俺も俺も」
もう1人が私のもう片方の太ももを撫でる。
「本当だ!ちょースベスベじゃん」
2人に各々の太ももを撫でられる。
気持ち悪かった。この時は…。
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