なぜアドレスなんか知る必要があるのかこのときはわからなかった。
私はもう抵抗できなかった。
男はビデオカメラを私に向け、舌を出せと言った。
わけがわからなかったが、恐怖からか私は男の言うとおりに舌を出した。
すると男は少し興奮しだし、さらにそこで舌を動かせと言ってきた。
何分位だろうか…
私は男に舌を見られ撮られ続けた。
しばらくすると男は下半身を出した。
今度こそ私は終わったと思ったが男は私の舌を見たまま自分の下半身をいじりだした。
たしか、前に何人かに舌を見せて欲しいと言われたことが、あったが、こう言うことが目的だったのだろうか…
最初の方は特に抵抗もなく舌を出して見せてあげたが、だんだん抵抗を覚えて止めた。
何人にも舌がキレイとか長くていいとか言われたこともあった。
…男は下半身を私の顔に近づけた。
私の舌に下半身をこすりつけてきて、あっという間に舌の上に液を出すと満足げな顔をした。
さいごにまた顔を舐め回わされた後、男は闇へ消えていった。私は解放され、全身の力が抜けてその場から動けなかった。
時計を見ると、夜中の12時を指していた。
4時間もの間、私はあの男におもちゃにされていたようだ。
次の日、学校には辛うじて行ったが、誰にも話せなかった。
話せるわけがなかった。
それから私の私物が濡れていることはなくなった…
あれから1週間が経っただろうか。
友達と喋りながらお弁当を食べていると見知らぬアドレスから一通のメールがケータイに届いていた。
「僕だよ
覚えてるよね
また君を味わいたくなったから今日の18時に○○に一人できてね
もちろん誰かに言ったり、一緒に来たりしたらどうなるかわかるよね
待ってるね」
そんな内容と一件の添付データ…
それは紛れもなく私が映っている動画だった
…あの男だ。
一気にあの4時間が蘇ってくる。
恐怖のあまり、その場で涙を流してしまった。
みんなが心配してどうしたのと聞いてくれたが、何でもないと答えるしかできなかった。
あっという間に5限が終わり、6限が終わった…
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