今日で3度目になるが、誰も現れず、8時になり暗くなったので私は帰ろうと階段を立ち上がると、さっきまで気が付かなかったが、教室から物音がする。
私は足音をたてないように教室を覗き込んだ。
月明かりで教室が照らされ、後ろの方で何かが動いている。
それは見知らぬ男だった。制服を纏っていなかったため学生ではなさそうだったが、その男はよく見ると私の膝掛けと筆箱を手にしている。
やっと犯人を見つけて捕まえてやろうと思ったが、さらによく見ると私の筆箱の中身を出して舐め回していた…。
いつも使っている筆箱本体や、ペンを舐め回されているのを見て背筋が凍った。それらを拭いただけで使っていたのを考えるとさらにゾッとした。
濡れてたのは水でも何でもなく、あの男の唾液だったとは、誰も考えつかなかった。さらに男は追い討ちをかけるべく、私の机をさんざん舐め回した後、唾液をたらし、私の膝掛けでそれを拭いていた。
さすがの私も危険を感じ、足早に去ろうとしたが、振り向いた時、ドアにバックをぶつけて音をならしてしまった。
もう一度振り向き、男の方を見ると完全にこちらを見ている。
私はなにも考えずに走りだした。
…があっという間に男が追いかけてきて、捕まってしまった。
そのまま、教室に引きずり込まれ押さえつけられた。
私は一瞬で、死を覚悟し目をつぶった。
しかし、押さえつけられた私の右の頬に左の頬に生ぬるくヌメヌメした何かが走った。
とても気持ち悪かった。
しばらく目を開くことができなかったが、とうとう目を開くと、男は舌をだし、私の顔に近づいてきた。
生ぬるくヌメヌメした何かは男の舌だった…
私は男に顔をベロベロと舐め回されていたのだ。
叫ぼうと口を開くと何か鋭利な物を喉に突き当てられ、騒ぐなと一喝された。
男は私の顔の隅々まで舌を這わすと、首の方に舌を移した。
私は首は弱く、思わず声がでてしまいそうになったが我慢した。が、男は見逃してはくれなかった。すぐさまビデオカメラ?を取り出し、顔や首を舐められ悶える私を撮影しだした。
しばらく撮影するとビデオカメラをしまい、ニヤニヤと笑い出した。
これがどういうことかわかるよな…
とだけ男はいい、私にケータイを出せと言うなり、アドレスを記録された。
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