遅筆ですみません…
続きです…
「そしたらここしかないわねぇ~」
最初の女性が、私のお尻の穴の周りを円を描くように指でなぞります。
「としこさん、正直に言って、ここに隠したでしょ?
女が隠す場所は2つしかないの。
上の穴になかったら、もうここしかないの。」
お尻の穴の中しかないと言っているのです。
「お尻になんか隠したりしていません…、本当に何も知らないんです…」
「やっぱりおなかの中のもの、全部出して調べるしかなさそうね~」
この時はまだ、先程の指責めの余韻もあり、自分が何をされるのかそこまで深刻に考えていませんでした。
「お尻の穴、マッサージするわね。」
お尻の穴にぬるっとしたものが塗られ、マッサージが始まりました。
指が押し付けられるようにお尻の穴の上で円を描きます。
時折、お尻の穴に指が出し入れされます。
目を閉じ指の動きを確認していましたが、とても変な感じです。
そのうち、お尻の穴に入れられた指がお尻の穴を押し広げるように円を描きだしました。
指もかなり奥まで入れられているようです。
どれくらいマッサージが続いたでしょうか。
私の下には洗面器に張られた液体と浣腸器が準備されていました。
「じゃあ、今から浣腸するわね。
もうこうやって調べるしかないなら。」
我に返ります。
前回お通じがあったのは、確か二日前…
今まで、浣腸なんかされたことなどありません。
浣腸はどうしても便を出す必要があるときに行われる医療行為です。
私とっては、こんなところで浣腸だなんて、とても信じられない行為でした。
「そんな、やめてください!!」
「これもとしこさんのためよ~。
浣腸して、おなかのものを全部出して、何も出て来なくって、無実が証明されたらそれでいいじゃない♪」
何を言っても無駄なことはわかっています。
「…」
「ほら、さっさと浣腸して、無実を証明しましょ。」
「お願いだから浣腸はやめてもらえないでしょうか…」
「私ね、としこさんのこと、少し信じたくなってるの。
おなかの中から何も出て来なければいいな、って。
だから、入れるわね。」
浣腸器の嘴管がお尻の穴にあてがわれました。
さっきのマッサージでお尻の穴をほぐされていたせいでしょう。
お尻の穴をすぼめて嘴管の挿入に抵抗しようとしましたが、全く無駄な抵抗でした。
こうなると、もう、私は浣腸液を入れられるだけです。
「あぁ…」
下腹にどんどん入って来る液体を感じます。
抗う術はないのです…
「どんどん入れようね。」
「…」
どうせ何を言っても入れられるのです。
「もういいかな~」
私の下腹を触りながら、浣腸が終わりました。
「言っておくけど、勝手に漏らしたら蝋燭だからね!!」
私に恐怖心を与えておくことは決して忘れません。
それからしばらくは、おなかの痛みと便意との戦いです。
グルルルル…
ものすごい音がお腹からなります。
お尻の穴に力をいれます。
時が過ぎるのを待ちます…
はぁ…
「この波は乗りきれた」という安堵の…大きな息が漏れます…
そしてまたしばらくしたら、グルルルル…
あぁ…
また波を乗り切るために全神経を集中させます。
そしてまた新たなる波が…
あぁ…
どんどん波の間隔が短くなります。
思いきって言ってみます。
「すみません…トイレ…」
「まだだめよ、今行ったって浣腸液しか出ないから。」
あぁ…
本当にトイレに行かせてもらえるのでしょうか、不安になります…
それにあと何度この波を乗り越えればいいのか…
「すみません、もう我慢出来そうにないです…」
「あらとしこさん、今からここで無実の証明をしたいの!
?いいわ、新聞紙、広げるからちょっと待って。」
急いで私のお尻の下に大量の新聞紙が敷かれます。
「ほら、これでいつでも大丈夫よ♪もういつでも出していいわ~」
「いや、大丈夫…です…」
「トイレ、大丈夫なの?」
「…はい、もう少しなら…大丈夫…そう…です…」
「あらそうなの…」
「としこさん、データの在りかは?」
「知り…ま…せん…」
あぁ…
でももう限界…です…
少しお尻の穴から液が漏れているような気がします…
思えば先程まで周りでいろいろと片付けたり何かの準備でガサガサしていたのが、急に静かになったような気がしました。
(何で?何で急に静かになったの?
何でみんな静かにしてるの?
もしかして静かになったのは、みんな静かにしているのは、私が漏らすときの恥ずかしい音をよく聞くため?
私のお尻の破裂音を録音するため?私はトイレになんか絶対行かせてもらえない…)
これが、これまでギリギリ引っ掛かっていた留め金がついに外れた瞬間でした…
何度目の波だったでしょうか?
ものすごい恥ずかしい音とともに、大量の便と浣腸液がお尻の穴から溢れ出てきました。
もう私の意思では止められません…
何も考えられません…
全部カメラに納められているのでしょう。
恥ずかしい音も、お尻の穴から溢れ出る便も、そしてその私の表情も…
あぁ…はぁ…はぁ…
あぁ…はぁ…はぁ…
M字に開脚させられ、あそこもお尻の穴も丸出しの状態で垂れ流しているのです…
自分でも正視出来ない姿であることは間違いありません…
しかしこの時はしばらく何も、羞恥も体裁も考えることが出来ませんでした。
ただ感じてたのは「便意からの解放」、それだけでした…
「あー、としこさん、お漏らししたの!もう少し大丈夫っていうから!
こんなに撒き散らして、今日、撮影に来てくださった方にかかったらどうするつもり!
一応、新聞紙敷いててよかったわ…
でもまさかお漏らしとか…」
最初の女性が言葉で私を責めます。
でもきっと、もう少し我慢できたとしても、トイレには行かせてもらえなかったと思います。
しかし、大声であんな風に言われると、なんだかものすごい悪いことをしてしまったような気になってしまうのです。
涙か溢れそうになります。
でも便意は止まりません。
なんとも情けない姿です。
言葉で言い表せない音です…
「まだ出るでしょう!」
最初の女性の声で現実に引き戻されます。
「…もう出ないです…」
咄嗟に言ってしまいました。
「そんなことないわ、としこさんのお尻の穴、欲張ってこんなに飲み込んだんだからまだ出るわ!
出ないとおかしいもの!
はい、全部出して!じゃあ、オシッコは?」
「出ない…いや、…やっぱり出ます…」
「としこさん、今度はしょんべん垂れ流すんだってさ~」
撮影者の誰かが口を挟みます。
(あぁ、そんなこと言わなくたって…)
膀胱を弛めようとした瞬間、急にまた便意を感じました…
あぁ、もう我慢できません…
また、とても文字に直せないような恥ずかしい音が響きます。
「この女、しょんべんだけって言ってたのに、くそまで漏らしたよ…」
また誰かの小声で話している声が聞こえます…
絶望的な気分になります…
「あらまあ、締まりのない穴だこと…」
最初の女性も更に責めます。
「何その態度?」
どうやら私の表情が気に入らなかったようです。
「ああ、お代わりが欲しかったのね、ごめんなさいね、気付かなくて。」
「…」
何か言えばつけこまれそうで、何も言えません…
「はい、お代わり♪欲張りな子ね~」
また浣腸液が流し込まれます。
「…」
「あら、まだ欲しいの?いいわ、どんどんあげる♪」
「もう無理です、もう無理です!」
「あら、どうしたの、その言葉使い?」
「すみません、もう入れないでもらえますでしょうか?」
「何を?」
「浣腸液です、浣腸液をもう入れないでもらえますでしょうか…」
「どこに?」
「おなかです、おなかに浣腸液をもう入れないでもらえますでしょうか?」
「おなか?おなかからは浣腸液は入らないでしょ!どこから入れるの?」
「お尻です。」
「お尻じゃないでしょ!お尻の…」
「お尻の穴です。」
「誰の?私の?」
「…、…としこのお尻の穴に浣腸液をもう入れないでもらえますでしょうか?」
「そこはお尻の穴じゃなくて、ケツの穴だろ。」
別の撮影者の一人が言います。
「もう一度お願いして!」
「はい…としこのケツの穴に浣腸液をもう入れないでもらえますでしょうか?」
笑い声が聞こえます。
「ダメー」
しっかり浣腸液を注ぎ込まれました…
「私たちは、としこさんが『知らない、どこにも隠してない』っていうから、としこさんのことを信用して、それを証明してあげるために浣腸してあげただけなんだけど…
でもまさかお漏らしした上にこんな臭いの、するとは、ねえ…
普通、特別見られたい人じゃない限りお腹の中、みんな処理して来るし…
まさか見られたくて溜めてきたの?
この物凄く臭いの、わざと?いつもより匂いきついし…ねぇ、いつもより絶対臭いよね?」
そんなこと、物凄く臭いということなんかとっくの昔に私だって分かっています…
でも、それをわざわざ口に出して言わなくても…
急にまた便意が込み上げてきました…
「あぁ…」
また恥ずかしい音が響きます…
「少しは恥ずかしくないの?」
「…」
そんなの恥ずかしいに決まっています…
「でもまだブリブリビチビチ出るんでしょう!」
「…はい、多分出ると思います…」
「はぁ…、もう、いつまでもブリブリビチビチやってないで早く全部出して!」
「…はい…」
悲しくなります…
結局、お尻から出る液が透明になるまで浣腸をさせられました。
「見つけたわ!」
最初の女性が便に汚れた何かを割りばしで挟んでいました。
「としこさん、見つけたわ、私が言って通りやっぱりお尻の中だったわね。
ほら、マイクロSDカード、出てきたわ。」
「…」
もう、演技することなどすっかり忘れてしまっていました。
(これでやっと終わった…)
これがその時の感想でした。
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