「うぐっ!!!!!!」
突然、痛みとも熱さともとれない激しい刺激が褌のお尻に走りました。
首をよじらせて上の方を見ると、最初の女性が白い蝋燭を両手にもってニタニタしています。
「あら、どうかしたの?」
更に蝋燭が褌のお尻に垂らされました。
胸に垂らされた蝋燭とは別次元の熱さです。
「ぐあがああああ・・・熱い!熱い!熱い!」
慌てて蝋燭のしずくから逃れようとしますが、この体勢では起き上がることはもちろん不可能で、せいぜい上半身をよじらせるか、腰を上下に振るか、膝より下をばたつかせることしかできず、結局は自らの手のひらを握り締め耐えるしかないのです。
「なに、これ、おもしろーいい、私にもさせて!」
別の女性の声です。
「なんか虫みたーい」
蝋燭が4本に増やされます。
「ああああああああ、熱い!熱い!熱い!やめて!やめて!やめて!」
「何か言ってる?」
もう一人の女性の声です。
「よくわかんないね♪」
先程の女性がまた蝋燭を振り掛けます。
「あはあはあはああああ、熱、熱い!熱、熱、熱い!熱い!」
「いい声ね~ここならいくら叫んでもいいわ~、としこさん。ところで、言いたくなった?」
最初の女性が聞いてきます。
「いいえ、知りません、本当に知らないんです…」
涙がこぼれそうです…
「そっかー、でも、本当に知らないのかなぁ…
ところで、さっきから上半身をよじらせてるけど仰向けになりたいの?いいわ、仰向けにしてあげる。」
最初の女性の目を見てハッとしました…、今度は、胸に蝋燭を垂らす気です。
「嫌嫌嫌ー、待って!仰向けは嫌―!!」
目に見えるところであの蝋燭を垂らされること、お尻より熱いであろう恐怖心から咄嗟に言葉が出ます。
「じゃあ、うつ伏せがいいの?」
最初の女性の問いかけに一瞬言葉に詰まります。妙にやさしい口調に逆に恐怖心を覚えます。
「やっぱり仰向けね。足首の方持ってくれる?」
もう二人の女性がそれぞれの足首を持ちます。
「嫌嫌嫌ー、嫌嫌ー、嫌嫌嫌ー」
もう「嫌」しか言えません。
「としこさんに選ぶ権利はないわ~」
もちろんそんなこと聞き入れてくれるはずもなく、あっさりと体をひっくり返されました。
恐怖心からしばらく閉じていた目を恐る恐る開けると、最初の女性が蝋燭を持って微笑んでいました。
私が目を開けるのを待ってたようです。
「待ってたわ♪」
表面的なやさしさで覆われたその言葉と同時に、やっぱり蝋燭が私の胸に撒き散らされました。
「あ、あ、あ、あ、熱、熱、熱熱い!」
突然胸に降りかかってきた蝋燭に混乱して避ける余裕など全くなく、反射的に上体をよじった時には、もうすでに搾り出された胸に蝋燭が降りかかった後でした。
「危ない!顔にかかったらどうするの!!」
最初の女性が私にとっさに言います。
「抑えてて。」
最初の女性が別の女性に指示をしました。
私は、仰向けのまま、髪の毛を引っ張られ、押さえつけられました。
「動いたら危ないからね!」
最初の女性が恐怖で私を支配します。
目を閉じ歯を食いしばり、胸に蝋燭が降りかかるときを、じっと待ちました。
しかし、しばらくしても胸に蝋燭が降りかかることはありませんでした。
だからといって簡単に目を開けることはできません。
先ほどの記憶、目を開けた瞬間に蝋燭を胸に撒き散らされた記憶が蘇ります。
覚悟を決め思い切って目を開けました。
最初の女性はもう手に何も持ってはいませんでした。
「どこに隠した?もう素直に言ったら?」
「知りません…、知らないんです…」
蝋燭の恐怖からの開放で安堵で声が震えます…
一度、すべての縄が解かれ縛り直されましたました。
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