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目撃した女性は三十代前後でランニングシャツとランニングパンツでした。走っていれば真冬でも大丈夫ですが、男性に連れられて歩いていたので寒そうでした。
一方で男性は私服でコートなので？？と思いましたが、女性は髪を下ろしていたので走っていたのではなく、ウェアを着させられて歩いているのだと推理しました。
二人は対向から来て、彼女とは目が合った気がしましたが、すれ違う前に道路脇の藪の中に腕を掴まれて引き摺られるように連れて行かれました。
「え？まさか！」と思いましたが、そんなに抵抗している感じもないし、自分が巻き込まれるのも嫌だし、普段から走っているので通報して恨まれるのも嫌というのと、彼女への嫉妬が湧いて茂みの前で悶々としていました。覗きたいけど怖い！と思ったのと一部始終を知りたくてコースに立ち尽くしていましたが、男性の声と彼女の呻くような声が聞こえてきました。心臓が口から飛び出そうなくらいどきどきしてました。時間が経って犬の遠吠えのような声がして、最初野良犬？と思いましたが、よく聞くと人の声なので、泣く彼女だと思いました。本当にレ◯プだったらどうしようという怒りと見殺しにした罪悪感がありました。その時、自分でも信じられないくらい足が震えていたのを覚えています。アレはそういうプレイなんだ、乱暴されているなら抵抗するはずだと信じて、震える足でその場から逃げてしまいました。
暫くは男性への怒りとあの時どうしていればという苦しみで怖くてコースには近づけませんでした。ただ変ですが彼女への羨ましさとか嫉妬もありました。
その後、自分の中でも落ち着いてきましたが、コースを走るたびに、ウェアの上から指で擦るようになったり、家では彼女と自分を重ねて彼女のようにランニングのウェアに着替えてレ◯プされる自分を想像して一人でしたり、逃げた自分が捕まって口封じの為にレ◯プされるところを想像して一人でしています。