僕が都心の某署の捜査課にいた頃(時期は明示できないよ)。
深夜、ある若手女性芸能人(女優)が業界関係者数人に輪姦されるという事件があった。
ことがことだけに極秘裏に女性警官を中心に事情聴取や捜査を行う体制となり、特に我々男性捜査員の末端には情報は回ってこなかった。
が、皆が興味津々で、なんとか事情を探ろうといろいろあったようだ。
僕は別件で忙しく、かまけていられなかったが、たまたまその別件が、この件と関りがあることが分かり、合同捜査みたいなことになった。
それで聴取の模様(録画)や捜査メモ(被害じょうきょう)などを知ることとなったが、まあ可哀想のひとこと。
まだ十代なのに、騙されて(結局事務所の若手スタッフ2名が主犯でTV制作会社の3名が従犯だった))連れ込まれたスタジオ内で、90分以上にわたり、様々な凌辱を加えられ犯されたようだ。
しかも処女だったとのこと。
同僚の話では、膣内や口中に何発も発射されたとのこと。
(GPSを頼りに行方不明だった彼女をマネージャーが発見し通報)。
その時の写真も見たが、下半身が血と精液にまみれ、身体の各部にキスマークがあった。
犯人たちを全員逮捕して裏取りを行い送検したが、記者会などにも秘匿しながらの裁判は、裁判所や検察当局も苦慮したようだ。
主犯従犯とも猶予がつかない実刑となった。
私は別件サイドからマネージャー(四十路前の女性)に聴取することが多くなり、このまじぇージャーとあらぬ関係となってしまった。
僕は、被害者の話をしているうちに欲情してしまい、半ば乱暴するようなかたちでコトに及んでしまったわけだ。
マネージャー嬢も同様だったようで、始めは抵抗していたが、段々身を捩らせてきて喘ぎはじめ、最後は絶叫して腰を振ってた。
なんだかすごい女だったな。
僕はそれからほどなく、実家の事情で警察をやめたが、いい思い出だった、というべきか。
件の女優はドラマや映画でしばしば見かけるが、清楚な笑顔の裏に、あの悲惨な事件に巻き込まれた際の惨状を思い出してしまい、胸が痛むと同時に情欲が巻き起こるのである。