いまから25年前の話です。
当時大学生だった僕は某反対運動で有名な国際空港の警備員のアルバイトをしていました。
わずか3日のデスク研修のあと配属先は高速道路から直接空港に入るゲート…
1台一台車を止め、トランクを開けさせ、スーツケースも開けてもらって中身を確認するのが仕事です。
公の税関職員ではありません。ただの警備会社のバイトです。
暗黙の了解でスッチーや空港関係者のは検査しないことになってました。
観光バスで乗り付けるツアー客の場合全員を検査したのでは渋滞が起こるのでバス1台につき5人と決められており無作為に指名し荷物の中身をチェックさせてもらうことになってました。
無作為とは言っても、そこは年頃の男の子…男性よりは女性…おばさんよりは若い娘…
ツアコンのお姉さんの荷物は一番の狙い目でした。一般のお客様に先立ち、添乗員の鞄を調べる…理屈も成り立ちます。
白手袋で作業しますが、とにかく中身まで見ます。
そりゃなにが見たいかってファンシーケースの中身です。
こんなデザインが好きなのか。
意外と派手だなぁ…とか本人を目の前に見れる特権感…権力って怖いですね。
本当はバイトの警備員が荷物の中身なんて検査できる法的根拠はなんにもないのに…
女子大生のツアーなんて最高でした。カラフルなランジェリーやキワドイデザインの水着。