彼女の浴衣に包まれたその奥を想像しながら、また彼女の指、呼吸、全てを観察しながら私は両手をその中に滑らせていきます。
5,6分続けていると、彼女の足に入れていた力が、ほんの少しですが緩みました。触り続けていないとわからない感触ですが、先ほどまで閉ざしていた力とはあきらかに異なり、指ももう少し奥まで入れても大丈夫なように感じられました。ここでさらに…同じ距離を保ち様子を見ます。
3回に一度くらい…指の力を入れず、指先だけでももの裏をつーっとなでてみます。彼女は体をぴくっと反応させおしりがわずかにゆれました。
彼女は少しですが感じているようです。
『お腹のマッサージってお受けになられた事ありますか?』
うつ伏せになりながら彼女は『…いえ・・どんなふうにするんですか?』
『女性には大変いいんですよ、特に便秘の方とか…』自分でもよくわかりませんが雰囲気を醸し出すには十分でした。
『よかったら仰向けになって頂けますか?』
何も疑う余地もなく、躊躇することなく彼女は浴衣の肌蹴を気にしながら、ゆっくりと仰向けになりました。左右の足を組みお腹に両手をのせています。『では失礼しますね』ここのタイミング。以前お話したようにこのタイミングを不自然にしてしまうと余計おかしくなり私が一番注意する一瞬でもあります。2枚のバスタオルで彼女の胸、そして下腹部を覆います。帯をゆるめ浴衣を左右に少しひらき彼女のおへそ周辺が見えるようにします。
彼女のおへそは縦長で、おへそに基準があるならたいへん綺麗なおへそなのではないでしょうか。おへそ周辺にもオイルを垂らし、エステのだいえっと時のマッサージのように彼女の周辺部分を揉みまくります。優しくなでるように…バスタオルがズレおへその下10cmくれいでしょうか、彼女の下着の上の方が少しだけ見え隠れしています。
私の目はその部分だけ見ています。薄い素材のようです。横の部分は紐状となっており非常に面積小さく思われます。
今…バスタオルと浴衣を取って見てみたい心境を我慢して、お腹を揉んでいきます。この頃になると彼女の吐息が変わってくるのがわかります。
『…意外と気持いいでしょう?』私が問うと彼女は黙ったまま首を縦に小さく頷きました。多分…口を開いて声を発すると、自分では調整できない部分の声発してしまうと感じたのでしょう。彼女は少し眉をしかめて左手を甲側をおでこに乗せました。お腹のマッサージの面積を少しづつですが広げていきます。手のひら全体で円を書くように、時折指先で爪をたてるようにしてみたり…彼女の足のゆびが曲がる方向に力をいれているようです。
『お腹の部分の老廃物を下半身に流したいんですけど…できましたらタオルかけますから下着外して頂いてよろしいですか?』
彼女は…少し間をおきましたが『みなさんさおうされますよ~』間髪入れず私が話しますと、諦めたのか『じゃあ・・・』といい起き上がります。彼女が脱ぎやすいように彼女に背を向け、バスタオルを広げて準備をします。
『はい、いいですよ』彼女は先ほど同様足を閉じ浴衣を合わせて上をむいています。私は彼女の横に座ると彼女のおへその下、浴衣のその部分にタオルを広げて覆います。覆ったあと次は先ほど同様に、お腹の部分の浴衣を左右に広げ、タオルを抑えながらお腹から足元まで、おいしいお菓子の包みをあけるように右、左大きく広げます。彼女の下半身は今何もつけていない状態で、あの部分のみバスタオルを横に乗せてあります。私は彼女のバスタオルを再度左右にのばし下半身に密着させると、その部分のふくらみが浮かぶ上がります。引き締まったウェストにやや盛り上がった下腹部…生唾を飲む音が聞こえないように、先ほど同様またお腹のマッサージを施します。
お腹の余分な肉を指で囲いながら、波を作るように彼女の腰骨の上から下半身にその波を伝えながら…足先に移動します。何度も、通る道を微妙に変えながら。彼女の足を少し開いてもらいももの内側も通ったり、腰骨の内側を通るとき…指先に彼女のヘアーが一瞬ですが触れました。彼女は大きく呼吸をしながら先ほど同様に腕で顔を覆っています。
多分顔は紅潮していることでしょう。
…つづく