加奈子は24歳のOL、前職での後輩でストレートの黒髪にほっそりした一重まぶた、胸は少年のように薄く下半身が太めでいつも黒系のスーツを着るどこか陰気な雰囲気の漂う娘。
僕が転職してしばらく経ってから偶然街ですれ違ったがやはり雰囲気は変わっておらず、どんよりとした感じのままだった。
初めは他愛ない会話で「元気だったか?」とか「今は何してる?○○さんはどう?」なんてことを話していたが、ただでさえ暗い加奈子が仕事を辞めようか悩み負のオーラをムンムンと発していたので、ちょっと心配になり少し相談に乗ることにした。
その日は週末の夕方ということもあり、お店は満席続き、会社の近くは避けたいということで彼女の家の近くで話を聞くことにし、僕は原付で彼女は電車で向かった。
目的のお店で色々と話をしたが、思い返せば加奈子とゆっくり話をすることがなかった僕は外見だけで判断していたことを反省した。
彼女は自分の考えをしっかりと持ち、この先のビジョンやこんな風にやっていきたいなどと色々と相談してきた。僕もそれに応え出来る限りの相談に乗った。
ある程度彼女も満足出来たのか、話題はプライベートな方向に進み、趣味や学生時代の話へと変わっていった。そこで分かったのは加奈子は今まで男性と付き合ったこともなく、もちろん男性経験もないということ。
冗談交じりに「なら、俺が最初の相手になってやろうか?」なんて笑いながら言うと、「ホントですか…先輩が良いならお願いしたいんですけど…」と冗談なのか本気なのか分からない相変わらずの暗いトーンで言ってきた。
僕は「じゃあ、店出て早速やるかぁ」と冗談っぽく言うと、「私の家すぐそこなんで…出ましょう」とどうやら本気のご様子…その瞬間に僕の中の変態エロスイッチが入った。
店から歩いて3分程の所に加奈子のアパートがあり、部屋は1DKのシンプルな造り。あまり部屋の中は女の子しておらず、綺麗好きでオシャレな男子学生のような黒とブルーが基調の部屋だった。
ソファに2人で座るが少し距離があったので、僕は加奈子を近くに引き寄せる。手を握り彼女の髪の匂いを嗅ぐと、シャンプーと頭脂の臭いが僕の気持ちを昂らせる。
「キスも初めてか?」
加奈子は目を潤ませ小さく頷く。
「俺、変態的に激しいけど大丈夫?」
「私も、もしかしたら変態かも知れないです…」
その一言で僕は加奈子の唇に長く伸ばした舌を激しく捻じり込んだ。すると、彼女も同じように僕の口に舌を入れ、とても初めてとは思えない卑猥なキスを返してきた。
恥ずかしいことに、これで僕のご奉仕魂に火が付き、処女相手に全身全霊で尽くし始めることになってしまった。
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