忘れられない体験です。
3年ほど前、主人の赴任の都合で中国のある都市に住んでいたことがあります。
私は妊娠していて臨月でした。出産予定日を過ぎたある日、家で主人がいない時に陣痛がきてしまいました。何とか主人が来るまで待とうと思ったのですが、だんだん激しくなる陣痛に耐えきれず、這いずりながら隣に住んでいる日本人の若い夫婦に助けを求めました。その人たちも中国語ができず産婦人科がどこにあるかわかりません。その人たちが呼んできた近所の中国人の車で見知らぬ産婦人科に運ばれました。それからが地獄でした。まず看護婦が有無をいわせず私の服と下着ををはぎ取ると裸にしました。隣の夫婦が見ている前でです。看護婦は私を汚いシミのついたシーツがかかったベッドに寝かせると思い切り股を広げさせて切れないかみそりでヘアをそり始めました。石鹸もろくにつけずにヘアを引きちぎるように乱暴に剃られ身をよじりながら思わず悲鳴をあげていました。隣の夫婦は少し離れたところで私がヘアを剃られているのを見ていました。ヘアがすっかり剃られアソコが剥き出しになると今度は浣腸でした。太い浣腸器が乱暴にお尻の穴に差し込まれました。なかなかお尻の穴に入らずいらだった看護婦がお尻を平手でたたきました。やっとお尻の穴に入ったと思うと身震いをする位冷たい浣腸液をたくさん入れられました。看護婦はすぐにバケツを持ってくると私にまたがれと命じました。隣の夫婦に助けられながら大きなお腹をかかえてやっとバケツにまたがりましたが、バケツには他の妊婦が出した排泄物がたまっていました。看護婦がせかすので思い切りいきんでお腹に入った浣腸液を絞り出しました。最初は液だけで何も出ませんでしたが最後のほうになるとかなり出してしまいました。やっと出す物をだして立ち上がろうとしましたが看護婦が二本目の浣腸をお尻の穴に差し込んで浣腸液を入れました。私は恥ずかしくて泣きながら出しました。
浣腸が終わると分娩室に移されましたが、日本のように分娩台の上に仰向けになるのではなく、天井から下がった綱をつかんでトイレにしゃがむようにしゃがまされ、その姿勢でいきめと言われました。お尻の下には藁が敷かれました。医者もおらず助産婦のような看護婦が一人でお産に立ち会うのです。私はけんめいにいきみましたが、いきむたびにお尻の穴から水っぽいものが出るのでたまりませんでした。陣痛がいよいよ激しくなり汗だらけになった私が大声でうめいていると、近所に住む中国人が大勢分娩室の窓からのぞいているのが見えました。真っ裸で縄にぶら下がっている恥ずかしい姿を大勢の人の前にさらすのは死ぬほどはずかしかったんですが、その時にはそれどころではありませんでした。家畜のお産のような姿でやっと子供を藁の上に産み落としたときには自分の出したものの中にうつぶせに倒れこんでしまいました。