忘れられない体験

　私は24歳独身の、会社で経理をやっているOLです。それほど男性には困っていない
というか、あまり彼氏を欲しいと思わないので、経験も希薄です。よく「マニアに
好かれそう」と言われますが、それほどマニア（？）にも好かれているとも思え
ません。妹がいるのですが、妹はまだ20歳だし、私と違って活発な性格なので、
けっこうモテています。常に彼氏がいるという感じです。
　私はよく妹のアパートに出入りしていました。妹が彼氏をアパートに呼ぶことは
ほとんど無かったからです。でも、ある日、電話もしないで妹の部屋を訪れたら、
妹の彼氏が来ていました。彼は気を遣って3人でお酒に誘ってくれましたが、妹は
明らかに機嫌を損ねていたので、私は玄関先から上がることなく帰ることにしました。
もう夜の8時過ぎだったので、彼は家まで車で送ってくれると言いましたが、初対面の
男性に対する人見知りから遠慮していました。でも、半ば強引に「お話もしたいしさ」
なんて背中を押されながら連れて行かれました。妹はふてくされていましたが、
姉が目の前に居るというのに、「大人しくしてろよっ！」なんてぶっきらぼうに妹を
置いていきました。なんて印象の悪い人なんだろうと思いました。初対面の私を、
まるで仲の良い知り合いのように気軽に背中に触れたり、「お姉ちゃん」なんて
呼んだりする態度にも腹が立ちました。ルックスだけは最高です。背はすごく高くて、
均整の取れた顔立ち、手や首がゴツゴツしていて男らしい。きっとすごくモテる
はずです。私とは別世界にいるタイプの男性だと思います。拒絶する反面、実は
こんなタイプの男性と接する新しい体験にドキドキしている自分もいました。
　車の助手席に乗ってからは、ほとんど彼が一人でしゃべっていました。私と妹を
比べた感想を延々と話していました。私のことをよく知らないくせに。どちらにしても
気分の悪い話題でした。でも、車は十数分である場所に止まりました。彼のアパート
のようです。ハッとしましたが、不思議と私は冷静でした。彼の「お茶くらい出す
からさっ」という言葉に、「あの子に悪いと思わないの？」と返しました。少し間が
空いた後、「お姉さんも悪いと思わないの？」と彼が言いました。私の高揚した
心境を見透かされていたことに驚きました。あるいは、彼にとって女性の心を読む
なんて慣れきっていることなのかもしれません。「たまにはこういうのもいい
でしょ？」と彼は言うと、一人で車を降りました。私は・・・、彼についていき
ました。3階か4階だったかが彼の部屋ですが、短い間乗ったエレベーターの中で
キスをされました。両手でしっかり顔を押さえられ、口を閉じたままの私の唇を
彼の舌が這い回りました。抵抗もしませんでした。私は明らかに、こういう初対面の
カッコイイ男性に抱かれることを望んでいたのです。
　部屋の中の様子はほとんど覚えていません。大きな不安と緊張、新しい体験に
かなり舞い上がっていました。もう心臓が暴れるようにドキドキしていました。
ベッドにすぐ押し倒されるという予想に反して、彼は私を壁に追い込んでまた
キスをしてきました。彼の激しいキスに必死でついていく私の体を、早速まさぐり
始めました。パーカーの上から背中に手を回してブラを外され、そのまま胸を激しく
揉まれました。ブラのゴツゴツした部分が乳首を刺激します。その多少の痛みに
興奮しました。でも、胸への刺激はわずかな時間で、彼はロングスカートを荒々しく
捲り上げました。いきなり下着の中に手を潜り込ませ、強引に指を入れてきました。
痛みと強引な責め方に恐れを感じて首を振って抵抗しましたが、やがてゆっくりとした
責め方に変わってきました。彼の長い指が私のポイントを的確に刺激します。
しかも、優しく撫でるように・・・。私が我慢できなくなって大きな声をあげると、
いきなり奥の壁を激しく突かれました。・・・私は簡単にイってしまいました。
しかも立ったままの体勢で・・・。
　もうろうとした私は更に彼に犯され続けました。ベッドに寝かされ、今度は指を
2本入れられました。ちゅうちょ無く激しく突かれ、「痛い！」と訴えましたが、
そんな感覚はすぐに消えました。暴れる私の肩を抑え、また私を絶頂に追い遣り
ました。私は何かを叫んだりののしったりしていましたが、何を言っていたのか
覚えていません。
　やがて私の体をヒョイと抱き上げ、向かい合わせに座るように挿入されました
（これが座位？）。信じられないくらい奥まで侵入してきて痛みもありましたが、
すぐにまた絶頂に至ってしまいました。でも、彼は私を刺激する楽しみを続けました。
そのまま指でクリトリスを刺激され、不規則なペースで突かれたりしました。
クリトリスを手荒に弄ばれ、どうしようもなく脚が震えました。必死で彼の手を
抑えようとしましたが、抵抗する私に罰を与えるかのように、また激しく突かれ
ました。私がイった後もしばらくの間獣のように突かれ、彼もイきました。
　当然彼は外に出しましたが、生で入れていたことを私はすっかり忘れていたくらい
興奮していました。
　彼との関係はこれっきりですが、また誘って欲しいという願望もあります・・・。