私が25歳の時に、バイク事故でしばらく入院することになった。そんな中一人の看護師から、お付き合いを申し込まれた。嬉しかったのだが、実は結婚を約束していた女性がいたので、お断りをした。看護師は少し残念そうにしてたが、「お幸せに」と言って離れていった。退院の二日前に少し893っぽい男が私の病室に入院してきた。私が気軽に声をかけると、相手も話だした。やはり盃をもらっている893だった。私に告白した看護師が来ると男は舐めるような目で看護師の身体を見ていた。「あの女ええ身体してるな」私が退院の日に男が「絶対あの女、物にしたるわ」と言っていた。 時が流れ娘が結婚する事になり、私たち家族と向こうのご両親、婚約者とホテルで食事をした。途中私がトイレに行き出てくると、 姐御の女性から肩をたたかれた。私が「あのどちら様ですか?」と尋ねると、「○○さんおひさしぶり」と言われた。私がわからずにいると、「○○病院で会ったじゃない」何と私に告白したあの看護師だった。そこへ主人が寄ってきた。私が「あっ!あの時の」男は思い出したのか、ニヤリとしていた。「以外でしょ。私この人に女にされたのよ」どちらも貫禄があった。私が事情を説明すると、「おめでとうございます」と言って離れていった。今思うと、良く私の顏がわかったな。 女性の方は歳はいったが美人だった。