もう32年が経ちました。結婚式を3月の始めに控えた、1月14日の出来事です。この日、婚約者(妻)とドライブに行きました。当時は俺が29歳で、妻は21歳でした。ドライブ途中にコンビニに寄った時、偶然に昔の悪友(先輩悪友)とばったり鉢合わせ、先輩は「匠じゃないか?久し振りだな。」俺は「先輩、久し振りです。」先輩は俺の車を見ながら、「あの車、お前の車か?隣に可愛い子が乗ってるけど。」俺は昔を思い出し、イヤな予感はしました。そして昔話から、随分女を貸してやったよな。と言われて、「ちょっとお前の彼女を貸してくれないか!」と言われ、俺は断る事が出来ないでいました。俺は「でも………。」マズイと思っていた俺に「昔の事、忘れたとは言わせないぞ。俺の彼女も母親も貸しただろうが。お前も彼女が出来たら貸すって言ったよな。」俺は返す言葉も有りませんでした。俺の車に近づく先輩。俺は黙って先輩の後を行くしか有りませんでした。先輩が助手席のガラスをトントンと。彼女は窓ガラスを下げました。先輩は「こんにちは。匠の彼女さんかな。俺は匠の昔の友達です。匠と話したんだけど……。」先輩は彼女を手を半ば強引に手を引き、先輩の車に連れて行かれようとしてました。彼女は何も理解出来てなく。俺の顔を見て、途方にくれてるだけでした。先輩は彼女を強引に助手席に乗せ、車を走らせました。俺はひとり途方にくれました。彼女と先輩が去って、3時間以上が経ったと思います。俺のPHSに彼女からの着信が、彼女は泣いてました。俺に一言「酷い。」と。そして先輩が出て、「彼女さん美味しかったぜ。3月に結婚するんだってな。今から、コンビニまでおくるから。」電話は切れました。コンビニの駐車場で待っていると、先輩の車が帰って来ました。泣きじゃくり目を腫らした彼女は先輩の車から逃げるような感じで、俺の車に飛び込んで来ました。その後、先輩が俺に近付き「お前の彼女、中々意志が固い。苦労して、少し乱暴したが、すまなかった。昔の貸しはこれで終りだ。彼女さん幸せにしてやれよ。」と言って去って行きました。まだ泣いていた彼女に何度も何度も謝りました。最後は彼女から「こんなに酷い思いをしたんだから、私を絶対に幸せにして。」と言われました。乱暴されて、2回犯されたそうです。彼女は最後まで抵抗をしたそうです。でも男の力にはかなわなかった様です。