山裾に沈む夕日に昔を思う。
秋の夜、月夜に照らされた二階の寝室での出来事でした。
義父の七回忌の法要の夜でした。
夫、義兄、義姉、数人の親戚の出席でした。
4年ぶりの法要に、積もる話もあったのでしょう。
お酒の入った法要もお開きになったのは、深夜12時でした。
残ったのは夫と義兄の二人だけでした。
元々酒に弱い夫が、へべれけに酔っぱらったのは珍しいことでした。
二階の寝室に運ぶのも大変だと思い、義兄と一緒の客間に寝かす事になりました。
義兄はシャワーを浴びたいと、勝手に浴室にいきました。
浴室に代わりの夫のパジャマをもっていきました。
「義兄さん、、、着替えのパジャマ置いてますから、着替えてくださいね」
「洋子さん、、、ありがとうね、、、」
義兄の声と同時に浴室のドアが開きました。
突然の動きに思わず驚きました。
目の前には義兄の逞しい裸体。
夫とは対照的にスポーツで鍛えた体は胸板の厚い逞しい体。
そした、思わず目にした兄の男根に目を見張る私。
私に見せ付ける義兄の挑発的な態度に、胸の高鳴りを覚え頬を熱くする私。
胸のざわつきを抑えたまま、二階の私の寝室へと。
あの浴室での光景に寝付けないないまま、寝床でまどろむ私。
背中にスートと部屋の冷気を感じ、目お覚ます。
気が付くと義兄が私の背中に寄り添うように布団の中にはいって来たんです。
触れ合う素肌の温もりが、全身に心地よく広がってきました。
遠い昔に感じたときめきが、記憶の渕から目覚め体の奥から湧き水のように溢れてきます。
抗うことを忘れ、義兄の発する温かさに身を委ねる私。
パジャマのボタンが外され胸元に差し込まれた手の平が確実に乳房を捉え、やがて突起した乳首を指先で弄ぶんです。
言葉を発することもできない、跳ねのける気力もないところまできていました。
何も考えられなくなってしまった快感に引きずり込まれ、
なすすべもなく、義兄の男根を受け入れていました。
兄の胸に頭突きを繰り返しながらも、体の中心にぶつかってくる快感には、抗いようがありませんでした。
今までに数人の男性経験はありましたが、今まで味わったことのない気持ちよさ、、、快感がどんどん押し寄せてきました。
「ああ、、、すごお、、い、、、」
決して言ってはいけない、歓喜の言葉を発していました。
抱き起こされて座位の体制に、下から突き上げてくる勢いに兄の男根の太さが強烈な熱を生じ、長さに突き抜かれ押し当てられて完全に理性が吹っ飛んでしまいました。
容赦ないの攻撃に、狂ったように許しを乞い、泣き叫ぶ私。
いきなりドクッという感覚と、焼けるような熱いほとばしりを体の奥で感じました。
気が付くと義兄の背中に爪を立てしがみついて体の震えが治まるのを耐える私。
義兄の激しい行為に完全に打ちのめされ快感に満たされた体の余韻に涙しながらも、安らぎを感じる私の心の中。
「洋子さん、、、ごめん。こんなつもりじゃなかったんだ。
許してくれ、、、」
「、、、いいの義兄さん。いつかこうなるのを、待っていたのかもしれないわ、、、」
腕の中に包まれながら、寄り添い耳元でそっと囁く義兄の眼差しを、恨めし気に見つめる私の瞳。
静かに近づく義兄の顔が、私の唇に重なってくる。
気持の整理が付かないまま、自分から唇を重ねてしまう私。
忘れようと胸の奥深くに仕舞い込んでいた女の性を目覚めさせた義兄に感謝すべきなのでしょうか?
機会があると求めてくる義兄の要求を拒むことのできない私。
主人を裏切ることへの背徳感と、肉欲の狭間で苦しむ私。
忘れ去っていた女の喜びに、心も体も義兄の虜になっていく罪深い私です。