めっちゃ長くなってしまいましたが、読んで頂ける方がいれば嬉しいです。
高校2年の頃から約一年半の間、1つ年上のメンヘラ女から望まない体の関係を持たされていました。
メンヘラ女は、僕の部活の先輩の同級生でした。
文化系の部活だったので、部員以外の生徒が出入りするのもよくありました。
仲良しサークルみたいな感じでしたね。
よく部室に遊びに来ていたうちの一人がメンヘラ女でした。
当時、自分には同級生の彼女がいましたが、メンヘラ女に無理やり別れさせられました。
僕の彼女の事を認知していながら、本人がいる前で僕に腕を組んできたり、抱き着いてきたり……
それがきっかけで彼女との間に溝が出来てしまいました。
メンヘラ女にも「誤解を招くからやめてくれ」と事あるごとに釘を刺しましたが、「私は皆と仲良くしたいだけ」と意味不明な発言を返されるだけでした。
結局、メンヘラ女と浮気をしていると誤解されてしまい、別れを切り出されました。
話し合いにも応じてもらえず、連絡先も拒否を掛けられてしまいました。
彼女と別れてから、メンヘラ女からのボディータッチやアプローチが悪化しました。
太ももや股間に手を当ててくる、キスをしようとするなど……
それから数日後、メンヘラ女から告白されました。
その場で即座に断りましたが、その瞬間、メンヘラ女に首を絞められました。
もう片方の手にはカッターナイフが持たれていました。
後から知ったんですが、メンヘラ女は日常的にリストカットをしている人でした。
「いつでも切りたくなった時に切れるように」という理由で通学カバンや制服のポケットなど、あちこちに刃物を常備させている人でした。
カッター、カミソリ、ハサミ、アウトドア用の折り畳みナイフなど、10~20本くらいはありました。
「あんたに拒否権はない。理由にならん。あんたが私の元カレに似とるんんが悪い」
そう言ってメンヘラ女に睨まれ、関係を迫られました。
首を絞められている手を振りほどいて、その場を走って逃げました。
本人の目がない所で、メンヘラ女との連絡手段を着信拒否・受信拒否にしました。
でも、それも無駄でした。
僕と連絡がつかなくなったメンヘラ女は、共通の友人知人周りに
「じりあにレイプされた」
「じりあに犯された」
「じりあに中出しされた」
「妊娠した事を話したら『すぐに堕ろせ』って言われて着拒された」
など、事実無根の虚言をばらまいていました。
「ちゃんと本人と相談したいから電話番号かメアドどっちか片方でもいいから教えて欲しい」
と結ばれていたようです。(後から知りました)
それを読んだ僕の友人知人連中は、僕に無断でメンヘラ女に連絡先を通知していたそうです。
それがきっかけで僕は相手にしてもらえる友人が減り、学校の廊下ですれ違うだけで煙たがるような態度を取られるようになってしまいました。
メンヘラ女からは何度も交際を迫られました。
断る⇒連絡先を拒否(アド変など)を繰り返しても、また同じように虚言をばらまかれるだけでした。
刃物や暴力で迫ってくることも何度もありました。
目の前でリスカをするところを見せられたこともありました。
逃げ場がなくなってしまった僕は、泣く泣くメンヘラ女との関係に応じるしかありませんでした。
メンヘラ女が僕に関係を求めてきた理由ですが、
メンヘラ女が高1(僕は中3)の頃に、新米教師として男性の教員が赴任してきたそうです。
その教師と恋愛関係をもったメンヘラ女のお腹には、教師との子供を妊娠していました。
それが学校にバレてしまい、教師は赴任から半年足らずで別の学校に異動。
メンヘラ女は子供を中絶し、教師との連絡手段も無くなったそうです。
僕の見た目や性格の雰囲気が、その当時の教師にそっくりだからという理由で、部室で僕と話すようになった頃から目をつけていたらしいです。
※本人から何度も何度も言って聞かされた話ではありますが、前述のように虚言癖のある性格のため、真相は定かではないです※
メンヘラ女との関係を持つことになってしまった僕は、全ての意志表示を否定されていました。
・意見を言う
・反論をする
・抵抗や拒否の意思をを示す
とにかく自分の考えを大っぴらにすることを片っ端から拒絶されていました。
そのくせ、メンヘラ女からの連絡もそっけないものばかりでした。
電話やメールでのやり取りも「うん」しか返事がなく、連絡の頻度を減らすとリスカをした画像が送られてくるのが当たり前でした。
ちゃんと文章が送られてきた時の内容は「死にたい」とか「消えたい」とか「元彼に会いたい」みたいなものばかりです。
付き合うようになって一週間足らずでメンヘラ女から肉体関係を迫られました。
それが、僕にとって初体験の相手でした。
学校の屋上に続く階段、近くのスーパーや公園にある多機能トイレ、カラオケボックスの個室など、一日のうちで何度も場所を移動してメンヘラ女への前戯を強要されました。
初めて女性の体に触れた日は、朝から晩まで8時間近くもクンニや手マンをさせられていました。
メンヘラ女は、僕の体に一切触ろうとはしませんでした。
「面倒くさい」という理由で指一本触れてきませんでした。
たまに、機嫌がいい時に自分から触ってきたこともありましたが、それも「飽きた」とか「めんどい」という理由で数秒~数十秒で中断されるのが毎回でした。
本番行為も稀にした事はありましたが、それも2~3回腰を動かしたくらいで抜かれ「入れるには入れたんやからもういいやろ。あとは帰って一人ですれば?」と見下し笑いをされました。
そんなやり取りが1年半、ほぼ毎日のように続きました。
生理中も求めてくるので。血まみれになりながら相手をさせられていました。
行為を断ると、また例によってリスカや暴力を向けられます。
僕はメンヘラ女に沼っている演技を続けながら、絶縁の機会を伺っていました。
何度も別れ話を持ちかけましたが、聞く耳を持ってもらえず、結局1年半も掛かってしまいました。
別れ話がびっくりするほどスムーズに進んだ時がありました。
話を遮られたり、否定されるようなこともなく、珍しくちゃんとこっちの話を素直に聞いてくれました。
話が済んだ後、僕はメンヘラ女の連絡先の拒否設定をかけました。
翌日、知らないアドレスからメールが届いていました。
送り手はメンヘラ女でした。
「昨日の話やけど、あの言い方は無いと思うよ。絶対彼女なんか作らせやん。また好きになってもらえるように頑張る」
即座にそのアドレスも拒否をかけました。
それからしばらくして、当時流行っていたモバゲーっていうSNSのDMを通じてメンヘラ女から接触がありました。
「電話したい。番号教えて」
メンヘラ女のアカウントをブロックしましたが、数日たった頃にまたメンヘラ女からDMが来ました。
アカウントを作り直して再度接触を持ちかけて来るんです。
内容は前回と同じで「電話したいから番号を教えて」というものでした。
僕はまたブロックをかけました。
そのやり取りが、それ以降何か月も続きました。
僕はモバゲーを退会しました。
さらに数か月後、知らない番号から電話がありました。
間違い電話かと思って無視していたんですが、あまりにも何度も掛かってくるため、番号間違いに気づいていないのかと思い、出ることにしました。
電話に出ると、メンヘラ女の声がしました。
「今の彼氏と結婚すると思うんやけど、本当にうまくやっていけるかどうか分らんからアドバイスが欲しい。一応あんたは私の元彼やから他の人よりは私の事を理解しとるはずやから」
僕と別れてから新しくできた彼氏の携帯を使って、電話をかけてきたようです。
僕はメンヘラ女の連絡先を拒否しているから繋がらない。モバゲーも退会している。
苦肉の策で思いついた接触方法だったようです。
当然、僕はその番号も拒否をかけました。
それ以来、メンヘラ女とは完全に切れています。
メンヘラ女以外にも、何度か恋愛経験はありますが、
そのどれも理不尽な経験でした。
・付き合いたくない人と無理やり付き合わされる
・好き同士で付き合っている関係を第三者に破局させられる
このどちらかに該当する経験しか僕にはありません。
メンヘラ女と別れてから、誰ともセックスをしていませんでした。
単純に怖かったんです。
誰が何を企んでいるか分からない、という不安要素でしかなかったんです。
もともと容姿や年齢で人の善し悪しをつけるのも苦手なので、風俗も利用したことがありません。
どんな人かをちゃんと把握してからじゃないと、体の関係を持ちたいと思えないんです。
20代後半の頃、初めてセフレが出来ました。
元々友人同士だった年下の女の子です。
僕にトラウマがあることも理解してくれていました。
その子と初めてラブホに入った時、ドアを閉めると同時にディープキスをしてくれました。
「求められている」「信頼されている」「相手をしてもらえている」という実感が一気に溢れてきて、僕はその場で号泣してしまいました。
落ち着くまでずっと頭を撫でてくれていました。
セフレとの行為中、僕は緊張してしまって勃たなかったんですが、初体験から10年近く経って初めて「セックスって楽しいんだ」と思えることが出来ました。
共通の友人同士で集まることは何度もありましたが、セフレとして二人きりで会える時間はなかなか作れず、ちゃんと最後までできたことはありませんでした。
今から数年前、セフレは自死で亡くなりました。
当時は後追いを考えたほど落ち込みました。
生きているのが嫌でした。
何度も自分を責めました。
でも、死ねなかったんです。
死ぬ勇気すら僕にはありませんでした。
セフレと死別して以来、未だに誰ともセックスが出来ていません。
セフレは僕によく言ってくれていました。
「ちゃんと相手をしてくれる人が絶対いる。人に迷惑を掛けない程度にヤリチンになれ。うざいトラウマなんかぶち壊せ」
まだ、何も果たせてないんです。
すごく不甲斐ないですが、これが今の僕にとっての性経験の全てです。