その日、私は居間のソファで昼寝していました。二階の息子(中学1年)の部屋では息子が3人の友達と遊んでいました。
「あのっ」息子の友達に起こされました。「んん?」起こされ顔面に違和感を感じて顔を触ると手にべっとりと液体が付きました。
「ごめんなさい」3人が土下座して謝り始めました。「その、おばさんの寝顔がすごいキレイで、なんだか我慢出来なくって。そ、その、せ、精液ぶっかけしちゃいました。ごめんなさい」「ごめんなさい」「ごめんなさい」
その言葉で顔に付いた液体が彼らの精液だと理解しました。「え、え、な、何、何なの?」事態を理解できても私は混乱していました。
「ごめんなさい。二度としませんから。タケシ(息子のこと)にも学校にも親にも言わないで。お願い」「お願いします」「ごめんなさい。だれにも言わないで下さい」3人が泣きそうになりながら謝る姿に私もやや、落ち着いてきて色々考えました。
3人の親や学校に注意してもらおうにも「お宅の息子さんに精液を顔面にかけられた」とか「お宅の生徒に精液を顔面にかけられた」などとはとても言えない。
とはいえこのまま叱らないわけにもいきません。「今日のことは黙っててあげるから二度とこんなことしちゃだめよ。もし、またやったらゆるさないわよ。学校にもご両親にも言うからね」と釘をさして3人を帰らせました。