私が生きてきた中半分は『エロ』という言葉でおさまりそうな人生かもしれません。
その原点かもしれない話です。
小学生のころから体格のいいポッチャリさんでした。
だからかはわかりませんが、人気のない踏切や通学路のバスの中でよく痴漢にあっていました。
中学生のころには、慣れたというか痴漢にあっても抵抗はなくなっていきました。というより痴漢される事に身体が快感さえ覚えてしまっていたのです。
痴漢されることに快感まで覚えてしまった、ある日の出来事です。
それは中学一年の休みのある日、妹と友達と三人で買い物に行ったその帰り道での出来事でした。
三人で話をしながら歩いていると、挨拶ぐらいしかしたことのない近所のガソリンスタンドのおじさんが話しかけてきました。
しばらくは四人で話していました。
おじさんの話は面白かったのですが、荷物にはアイスも入っていたので荷物を持っていた妹と友達は『後でまた来るから』といって先に帰ってしまいました。
二人きりになるとおじさんは私に近付き、手を触る位のボディータッチをしながら普通に話しかけてきました。
五分くらいして、妹たち二人が戻ってきました。
おじさんは私から離れて、また四人で話し始めました。
四人とも同じ方向を向いて、私とおじさんが妹たちの後ろに立つような形で並んでいました。
おじさんは自分が持っていた昆虫採集の標本を取り出し、妹たちの前のブロック塀に置き、自分が作ったのだと話しだしました。
あの頃の私たちには珍しいもので、妹たちは標本に夢中でした。
おじさんはまた私の手を握り、普通に標本の話をしていました。
おじさんの手は、私の手から背中へ背中からお尻へといやらしくなってきました。
妹たちもいたからか、声も出せずに金縛りにあったように固まってしまいました。
その時おじさんの手は、私のあそこへと移っていったのです。
次の瞬間、チクッとした痛みが走ったのです。
あれは多分三本くらいの指が入ってたのではないかと思うような感覚でした。
その後の事はよく覚えていなく、どれくらい時間が経ったか………
気付くとおじさんの指は私の身体から離れていました。
私は呆然としながら、妹たちに『先に帰るね』と言い、一人家に帰りました。
家に帰りつき、違和感を覚えていたのですぐさまトイレに駆け込みました。
すると、白いパンツが赤く染まっていました。
体格の良かった私は生理が早々と始まっていたので、また生理が始まったのだと思い着替えました。
次の日から、ガソリンスタンドの前を通ってもおじさんの姿をみることはありませんでした。
それから数年経って………
私は初めての経験を二十歳の時にしました。
痛さも出血もなく、『処女じゃなかったんだね』と相手に言われてしまいました。処女だと言っていたので………
それから自分の初めてっていつだったんだろうと思い返して、心当たりがあの中一の夏しかないのです。
当時は指だけでそうなるのか??と悩んでいましたが………今では『まあいっかー』って感じです。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
よかったらまた次回もお付き合いください!!