私は、(小学五年生の時から)
町の道場で、合気道を習っていたのですが
中学三年の夏の、ある事をきっかけにして
それを辞めてしまいました。
学校の部活動には所属していなかった私ですが
同じクラスの子が、女子の主将(キャプテン)を務めていた伝で
柔道部の練習に参加させて頂いた時の事です。
体力的には(やっぱり付いていけないなぁ…)と実感しながら
“受け身”とかを習っていたのですが
独りだけ袴姿の私に対し、珍しく感じたのでしょう…
一年生の男子の一人が
『ちょっと、稽古しようよ!』
と、言って来ましたので
先程までに習った受け身を反復する事になりました。
男子といっても、まだ一年生の初心者だし
背だって、私よりまだ低い子でしたので
“お姉ちゃんと弟”?みたいな組み合わせに見えていたかも知れません。
ところがです、
相互に投げ合って、受け身を取っていた矢先に
『寝技しよ!』
と、“上四方”という型で、下に組み敷かれてしまったのです。
その頃は、まだ知識も、そしてもちろん経験もありませんでしたが…
…“69”の、あのポーズです。
一つの技の型だという認識よりも
思春期の私は、それがとても恥ずかしい恰好である事を強く意識してしまって
半分(以上)固まってしまったのですが
更に!
その男子は、股間部を私の顔に圧迫してきて
グイッ グイッ グイッ
とリズミカルに腰を振ってきたのです。
「ャ、ヤメテ‥!」
反射(本能)的に…小さな悲鳴が出てしまいました。
そこでやっと(!)他の部員達が気付いて、止めに入ってくれたのです。
その日の帰り道…帰宅してお風呂の中で…夜、ベッドの中で…
私は、こっそり泣きました‥
最初は、何も理解らずに習い始めた合気道でしたが
習う内に、普段の生活や姿勢にも影響を受けて
色々と役に立っていたのです。
でも…
つい去年迄、小学生だった様な男の子の幼稚めいた悪戯にさえも、太刀打ち出来なかったのです。
その後次第に、道場にも足が遠のいてしまい
「受験勉強の優先‥」を理由にして
以来、二度と通う事はありませんでした。
そして同時に、男性不審(恐怖症)みたいなモノも芽生え出して
中三の2学期になって、急に志望校を女子校に変えてしまい
親や先生からも、さすがに心配されましたが
元々、成績自体は上位をキープしていたのと
ランクアップが向上心と(誤って…)理解されました。
でも、今は…
こんなサイトを‥