物心つく前から父の行為がはじまった。
夜、寝ていると父に体を触られ、お尻にチンチンを擦りつけられた。
父は射精すると満足して終わる。
気付いた頃にはお尻にチンチンが入るようになっていた。
子供ながらに嫌だと思った。
でも私は我慢した。
病弱な母は入院していて滅多に家には帰って来れない。
私より幼い弟もいた。
父の稼ぎだけが頼りだった。
逆らうことはできなかった。
私は毎晩のように父のチンチンをお尻に入れられた。
これは私の役目だと思うようにした。
気持ちが楽になった。
家族のためならと我慢できた。
父は私だけじゃなく弟のお尻にチンチンを入れようとした。
私だけなら我慢できた。
でも弟には私のようなツライ思いをしてほしくなかった。
「パパもうやめて」
4年生の時に父に言った。
その日から父は私と弟への性的虐待をやめた。
そして家からいなくなった。
私と弟と母は親戚の援助もあり3人で暮らすことができた。
母は私が高校生の頃に亡くなった。
風の噂で父には新しい家族がいると知った。
真っ先に思ったのは私や弟のようにツライ思いをしてないかということ。
赤の他人を心配する私はお人好しなんだろうか。