まだ1990年代のことです。
小学校に入って友達と遊ぶようになると行動範囲も大きくなり、そんなときに痴漢をされることも何回かありました。住んでいたところが田舎で一人になることも多かったので4~5回そんなことがあったと思います。
相手はほとんど覚えてないけど全部絶の人で、下校途中に服の上からいきなり体を一方的に触られました。怖いというのもありましたけど、たいていはイヤと言うとすぐにやめてくれて去っていったと思います。
ほんとにイタズラされたな、と思うのは2回あります。
どちらも同じようなパターンで、よく聞く「服に虫がついてる」や「服が汚れてるよ」と声をかけられました。
「虫がついてるよ」と言われたときは「取ってあげる」と言われて、
「パンツのところから入っちゃった」
と、パンツを下げられても疑いもしなかったと思います。
「足の間にいないか調べよう」
と言われ、
「痛くない?」
と聞かれながら大事な部分を触られていました。路上なので触られるだけでしたが、しばらくして
「ちゃんと虫が取れたよ」
と言われてパンツを上げてくれました。おバカだったのでイタズラされたという認識は全然なかったです。
もう一つの「服が汚れてるよ」と言われた方は、変なことをされたというのはわかりました。
と言うのもスカートが汚れてると最初に言われてめくられ、すぐにパンツを下ろされてしまいました。そして前の時と同じように指で触られて乱暴だったのかヒリヒリと少し痛かったし、なにより指を入れようとしたみたいで結構痛くて嫌でした。私が嫌がったらやめてすぐにどこか行ってしまいましたが、さすがに変なことをされたというのはわかりました。
大きくなってそのことで悩むことはないですが、子供のころのことって意外と覚えていると思います。